それぞれの項目について、ざっと解説しましょう。
【1】あれこれ理由を付けながら、若い頃の話や昔の写真をアップしたことが何度かある
この誘惑にあらがえるおっさんはほとんどいません。周囲も半ば義理でそれなりに反応してくれます。ま、幸せな図式と言えなくもないので、べつにいいんですけど。
【2】面識のないプチ有名人の投稿に、どうでもいい挨拶コメントをしばしばつけている
一方的に「おはようございます」や「がんばってください」を連発しているおっさんをよく見かけますが、いったい何が楽しくて、何をやりたいのでしょうか……。
【3】ネット記事などの誤字や言葉の使い方の間違いを見つけると、黙ってはいられない
そして、そこから「近ごろのメディア」や「近ごろの若いもん」の批判を繰り広げていきます。さすがと言ってもらいたい気持ちはわかりますが、ああ、うっとうしい。
【4】イベントの場所や入場料など、自分で調べればわかることをコメント欄で尋ねがち
おっさんは聞かれた側の面倒なんて考えずに、すぐわかることを反射的に質問してしまいます。もしかしたら、コミュニケーションの一種だと思っているでしょうか。
【5】自分から情報を求めたくせに、教えてもらったことに対してあれこれケチをつける
たとえば「こういうお店、知りませんか?」と聞いておいて、答えると「そういう感じじゃないんだよね」とダメ出ししたりとか……。何様だよ! 感謝ぐらいしろよ!
【6】たぶん自分のコメントを楽しみにしている20歳以上年下の女性が何人もいると思う
99.9999999……%、それは勘違いです。たとえ表面上はあたたかく反応してくれていたとしても、相手の中では「キモいおっさん」以上の何ものでもありません。
【7】女性のコメント欄で「じゃあ、今度飲みに行いくか」などと及び腰な誘いをかける
仕事の愚痴などを書き込んでいる女性が餌食になりがち。で、仮に相手が「いいですね。いつにしますか」と返したら、急に逃げ腰になります。なんだよ、その体たらく。
【8】悩める若い女子にはドヤ顔でアドバイスするが、男子が悩んでいても何も言わない
おっさんは、自分が威張れるチャンスを見逃しません。そして、若い女子に感謝されるチャンスも見逃しません。その狙いのわかりやすさは、見るものを唖然とさせます。
【9】若者にアドバイスしてあげたら、短く「勉強になります」と返ってきたことがある
いちおう「ありがとうございました」という感謝の言葉がついていたとしても、その「勉強になります」は、「やかましいわ」「余計な口出ししてくるな」という意味です。
【10】SNSの使い方は個人の自由であり、こんなことを細かく言われる筋合いはない!
おっさんは、痛いところを突かれるとムキになります。「またインチキコラムニストがなんか言ってるわ」と軽く流せない人にとっては、図星だったんですね。すいません。
というわけで、いろんな見方や落とし穴はありますが、これからもSNSと楽しく活用しつつ、おっさんライフを満喫していきましょう。おっさんだもの。