国際情報

中国海軍の創設記念ポスターにロシア戦闘機と米軍艦

中国海軍の創設記念ポスターが波紋(ウェイボーより)

 中国海軍の創設68周年記念日(2017年の4月23日)に合わせて、中国国防省が作成した記念ポスターで、中国初の空母「遼寧」の艦載機としてロシア軍戦闘機「ミグ35」が描かれているほか、その護衛艦としては米軍の軍艦や潜水艦が空母の近くを遊弋しているなど、まったくでたらめな構図であることが分かった。

 ネット上では、「やはり、中国軍の兵器はロシア軍やアメリカ軍のパクリだったことが証明された」などとの辛辣なコメントが飛び交っている。香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が報じた。

 このポスターは中国国防省の公式「微博(ウェイボー)」上で23日発表されたもので、「遼寧」から出撃したとみられる戦闘機3機が上空を飛行し、空母のすぐ近くの海上には、遼寧と並行するようにして航行している2隻の軍艦と潜水艦1隻が描かれている。

 ポスターの上部には「中国海軍、ブルーウォーターを往く 68歳の誕生日おめでとう 1949-2017」と中国語で書かれている。

 ところが、ポスターをよくよく見てみると、戦闘機はロシア製のミグ35であることが分かる。遼寧の艦載機は本来、殲15(J-15)のはずで、明らかなミス。さらに、護衛艦も中国海軍が所有していないはずの米軍艦船であることもネットユーザーから指摘されており、まったくのでたらめであることが判明した。

関連キーワード

関連記事

トピックス

エンゼルス時代、チームメートとのコミュニケーションのためポーカーに参加していたことも(写真/AFP=時事)
《水原一平容疑者「違法賭博の入り口」だったのか》大谷翔平も参加していたエンゼルス“ベンチ裏ポーカー”の実態 「大谷はビギナーズラックで勝っていた」
週刊ポスト
中条きよし氏、トラブルの真相は?(時事通信フォト)
【スクープ全文公開】中条きよし参院議員が“闇金顔負け”の年利60%の高利貸し、出資法違反の重大疑惑 直撃には「貸しましたよ。もちろん」
週刊ポスト
阿部詩は過度に着飾らず、“自分らしさ”を表現する服装が上手との見方も(本人のインスタグラムより)
柔道・阿部詩、メディア露出が増えてファッションへの意識が変化 インスタのフォロワー30万人超えで「モデルでも金」に期待
週刊ポスト
昨秋からはオーストラリアを拠点に練習を重ねてきた池江璃花子(時事通信フォト)
【パリ五輪でのメダル獲得に向けて】池江璃花子、オーストラリア生活を支える相方は元“長友佑都の専属シェフ”
週刊ポスト
店を出て並んで歩く小林(右)と小梅
【支払いは割り勘】小林薫、22才年下妻との仲良しディナー姿 「多く払った方が、家事休みね~」家事と育児は分担
女性セブン
大の里
新三役・大の里を待つ試練 元・嘉風の中村親方独立で懸念される「監視の目がなくなる問題」
NEWSポストセブン
外交ジャーナリスト・手嶋龍一氏(左)と元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏が対談
【手嶋龍一氏×佐藤優氏対談】第2フェーズに突入した中東情勢の緊迫 イランの核施設の防空網を叩く「能力」と「意志」を匂わせたイスラエル
週刊ポスト
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
「特定抗争指定暴力団」に指定する標章を、山口組総本部に貼る兵庫県警の捜査員。2020年1月(時事通信フォト)
《山口組新報にみる最新ヤクザ事情》「川柳」にみる取り締まり強化への嘆き 政治をネタに「政治家の 使用者責任 何処へと」
NEWSポストセブン
愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 岸田自民「補助金バラ撒きリスト」入手ほか
「週刊ポスト」本日発売! 岸田自民「補助金バラ撒きリスト」入手ほか
NEWSポストセブン