レトルト食品をそのまま食べるだけでは味気ないが、わざわざ具材を切ったり調理したりするのは面倒臭い。そんな時にはあるものを“ちょい足し”するだけで、格段においしくする方法がある。
◆レトルトおかゆにゴマ油
レトルト食品でも、ほんのひと手間でワンランク上の味を楽しめる方法がある。『極ラクめし』などのレシピ本を出している“料理勉強家”のヤスナリオ氏が紹介する。
「レトルトのおかゆを温めてからゴマ油を垂らし、ザーサイをトッピングすれば、風味豊かな中華風になります」
◆レトルトカレーに酢
カレー研究家の一条もんこ氏は、レトルトのカレーを、若者向けではなく大人向けに変える“ひとさじ”があるという。
「レトルトカレーを温めた後に、酢かレモン汁を小さじ半分くらい入れて混ぜてみてください。後味がスッキリして大人向けの味になります」
◆カレーにミートボール
『激ウマ!! チョイ足し一人飯!! めしバカ 独身サラリーマン家呑み編』などの著書がある漫画家のロドリゲス井之介氏が挙げるのは、豪快な組み合わせだ。
「レトルトカレーにレトルトのミートボールを混ぜ合わせれば、ミートボールのケチャップでコクが出るし、カサ増しにもなって一石二鳥。両方ともレンジで温められるので手軽にできる上に、腹持ちもよい一品になります」
妻が面倒くさがって食事を用意してくれなくても、インスタント食品があれば、普段より充実した食卓になりそうだ。
※週刊ポスト2017年5月19日号