さまざまな都道府県ランキングを見ると、2位以下を大きく引き離し、「圧倒的1位」の地域がある。その謎に迫った。
1世帯あたりの卵年間消費量1位は、47都道府県中、人口が最も少ない鳥取県。卵の1世帯あたり年間消費量は約38kgで、毎日100g超(Mサイズ2個程度)を摂取している計算となる(2位は奈良、3位は山口)。
さらにマヨネーズ消費量でも他を圧倒し1位に(2位は島根、3位は青森)。鳥取ではゆで卵や目玉焼き、卵焼きなどにマヨネーズをかけて食べる人が多いという。マヨネーズの主原料は卵なので、つまり「卵に卵をかけて」食べているようなもの。観光名所「鳥取砂丘」では、砂丘の砂に卵を埋め、250度の高温でじっくりと蒸し焼きにする「砂たまご」というご当地グルメもある。卵を日本一愛する鳥取県民だ。
■出所:家計調査(2012~2016年の平均値)
●データ提供/久保哲朗(都道府県別統計とランキングで見る県民性)サイト運営)
取材協力/浅野修三、空閑叉京(HEW)
デザイン/infographics 4REAL
※SAPIO2017年6月号