高須クリニック 横浜院のレーザー機器「PicoWay」
ちなみに、施術の料金は除去する図柄の大きさで決まり、1cm×1cmで1万円。線状のタトゥーの場合は1cmで1万円となっている。これは従来のレーザー施術と同じ価格だ。
そこで今回、編集部スタッフの一人が実際にそのタトゥー除去の施術にチャレンジしてみることにした。施術されるのは、46歳の男性スタッフ「T」。20代の頃に入れたという、胸の部分にあるハイビスカス柄のワンポイントタトゥーと、お腹周りに入った2センチ角の黒い文字のタトゥー9文字を除去する。
最初に消すのは、胸のハイビスカス。麻酔を打ち、すぐさま黒い墨で描かれたハイビスカス柄の縁取りの部分(いわゆるスジ彫り)からピコレーザーをあてていく。レーザーが照射されるたびに「バチッ! バチッ!」と大きな音が発せられるが、Tはケロッとした表情。麻酔の効果もあり大きな痛みはないようで、どんどん施術が進んでいく。レーザーをあてた部分は、一瞬にして白くなっており、その効果の程がうかがえる。
縁取りの部分の次は、緑色や紫色で描かれている葉っぱや花びらの中を消していく。緑や紫の色素は、黒よりも消えにくいということで、レーザーの出力をアップ。肌への負担に注意しながら、レーザーを照射。カラフルなハイビスカスが徐々に薄まっていく。
次に、お腹の文字に取り掛かる。こちらは黒一色で描かれているので、比較的消しやすい。しかし、脇腹あたりは痛みが大きいようで、念入りに麻酔を打ってから施術をすることとなった。Tいわく「脇腹はタトゥーを入れるときも痛かった」とのことで、場所によって入れるのも消すのも痛みに差があるようだ。
胸のワンポイントとお腹周りの9文字のタトゥー除去で、施術時間は正味20分ほど。かなりスピーディーな印象だった。
施術した箇所は軽いやけどのような状態だが、1~2週間程度でかさぶた状になって剥げ落ちるとのこと。その後、タトゥーの消え方や肌の状態を見ながら、2回目の施術を行うという。
とにかく、痛みもなく、あっという間に終わったピコレーザーによるタトゥー除去。絵柄や色の濃さ、墨が入っている深さなどによって効果の差はあるが、痛みも時間も少なくてすむのは間違いないだろう。今後、タトゥー除去は「ピコレーザー」が主流になっていきそうだ。
●「高須クリニック 横浜院」
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