仕事や商売で成功するのに必要な信用を得る方法について堀江貴文氏が解説
人生においても、何ら変わりはない。私が頻繁に会いたい、助けたいと思う人はみんな気前がいい。会うたびに、何かポジティブなものを与えてくれる。ビジネスに使える貴重な情報や抜群に話が面白いなど。一緒にいると気持ちいいとか、人格的なものでも価値になる。
そういう人たちに囲まれていると、私も何か与えなければという気持ちになる。与えて、与えられて、価値の相乗効果ができていく。理想的な人間関係だ。
逆に、もらうことばかり期待して、何も与えようとしない人は、遠ざけている。成績が上がらないサラリーマンや儲からない経営者はこのタイプだ。どこかで与える側の発想に変わらないと、状況はいつまでも改善しないだろう。
与えたくても、与えるものがないという人もいるが、それは違う。相手が喜ぶこと、満たされるものを提供することは、誰だってできる。興味を持ちそうな話を調べてきて話したり、雑用を手伝ったり、一発ギャグでも考えて披露したり。「あなたといると何か楽しい」という気持ちを、相手に感じさせるだけで、充分なギブだ。
ギブの工夫ができない人は、いつまで経っても信用を得られない。与えれば与えるほど、いずれは何かが返ってくる。それが大きな成果にもつながるはずだ。
※堀江貴文・著/『バカは最強の法則~まんがでわかる「ウシジマくん×ホリエモン」負けない働き方~』より