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【ドル円週間見通し】米税制改革や12月利上げへの期待継続

○(米)11月ADP雇用統計 6日(水)午後10時15分発表予定
予想は+19.0万人
 参考となる10月実績は前月比+23.5万人。ハリケーンの影響がなくなったことが要因。11月については月中の新規失業保険申請件数に大きな変動がないことから、増加数は10月実績を下回る見込み。

○(日)7-9月期国内総生産改定値 8日(金)午前8時50分発表予定
・予想は、前期比年率+1.3%
 参考となる一次速報値は前期比年率換算で+1.4%。アジアや米国向けの輸出好調で外需が寄与した。設備投資も堅調。改定値では個人消費における需要側の統合比率が従来の約5割から3割に低下することから、国内総生産への寄与度はやや改善すると予想されている。また、7-9月期の法人企業統計では設備投資が市場予想を上回っていることから、成長率は一次速報値をやや上回る可能性がある。

○(米)11月雇用統計 8日(金)午後10時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+21.0万人、失業率は4.1%
 労働力人口は減少しており、賃金上昇もやや抑制されていることから、10月の雇用統計は決して強い内容ではなかった。11月については建設業、製造業、ビジネスサービス部門の雇用者数は増加するとみられているが、10月に増えた娯楽・観光業の雇用者数は小幅な増加にとどまると予想されており、全体の雇用者増加数は20万人未満にとどまる可能性が高いとみられる。失業率については労働力人口の伸び悩みが予想されており、10月実績と同水準の4.1%になるとみられる。平均時給は前年比+2.5%との見方が多いようだ。

○(米)12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値 8日(金)日本時間9日午前0時発表予定
・予想は98.9
 参考となる11月の確報値は98.5で市場予想をやや上回った。雇用や景気の先行きに対する楽観的な見方が増えていることが要因。株高の影響もあるとみられている。各種世論調査でトランプ大統領の支持率は低いものの、景況感には影響を与えていないようだ。12月については11月に上昇した反動でやや低下する可能性があるが、市場予想は妥当な水準か。

○主な経済指標の発表予定は、8日(金):(日)11月景気ウォッチャー調査、(米)10月卸売売上高

【予想レンジ】
・米ドル/円:111円50銭-114円50銭

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