ビジネス

仮想通貨業界で活動する「胴元」たちの素性

彼らの業績はチャートと連動している

 仮想通貨取引所は、国内に約40社存在する。その経営者たちは、仮想通貨「NEM」を580億円分流出させた「コインチェック」の和田晃一良社長(27)に負けず劣らずの個性派ばかりだ。

 ビットバンクの廣末紀之社長(49)は野村證券を経てGMOインターネットに転職し、常務にまでのぼり詰めた。が、「自分が働く場所はGMOじゃない」と突然会社を辞めてしまう。

「GMO退職後は、ガーラというオンラインゲーム会社の社長になり、ジャスダックに上場させた。それだけでなく、ブームになるはるか前にカーシェアリングの会社を立ち上げ、2014年にビットバンクを創業している」(知人の投資家)

 SBIバーチャル・カレンシーズの代表を務める北尾吉孝氏(67)は、金融界の“超大物”だけに、その名を知る人も多いだろう。野村證券出身で、ソフトバンクの孫正義社長にヘッドハンティングされ、1995年にソフトバンクの常務として迎えられた。

 1999年、ソフトバンク・インベストメント(現・SBIホールディングス)のCEOに就任。ライブドアによるニッポン放送買収騒動では、“ホワイトナイト(*)”として注目を浴びた。

【*敵対企業からの買収を防ぐために、先んじて買収してもらう友好企業のこと】

「昨年10月にはビットコイン開発者・サトシナカモト氏と会ったことがあると発言し話題になりました。ただ、このナカモト氏はCIAですら居場所を特定できないといわれる謎の人物。いくら顔の広い北尾さんといえど、一体どうやって見つけ出したのか」(仮想通貨に投資する個人投資家・がおがお氏)

※週刊ポスト2018年2月16・23日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平(左/時事通信フォト)が伊藤園の「お〜いお茶」とグローバル契約を締結したと発表(右/伊藤園の公式サイトより)
《大谷翔平がスポンサー契約》「お〜いお茶」の段ボールが水原一平容疑者の自宅前にあった理由「水原は“大谷ブランド”を日常的に利用していた」
NEWSポストセブン
かつて問題になったジュキヤのYouTube(同氏チャンネルより。現在は削除)
《チャンネル全削除》登録者250万人のYouTuber・ジュキヤ、女児へのわいせつ表現など「性暴力をコンテンツ化」にGoogle日本法人が行なっていた「事前警告」
NEWSポストセブン
主演映画『碁盤斬り』で時代劇に挑戦
【主演映画『碁盤斬り』で武士役】草なぎ剛、“笠”が似合うと自画自賛「江戸時代に生まれていたら、もっと人気が出たんじゃないかな」
女性セブン
水卜麻美アナ
日テレ・水卜麻美アナ、ごぼう抜きの超スピード出世でも防げないフリー転身 年収2億円超えは確実、俳優夫とのすれ違いを回避できるメリットも
NEWSポストセブン
撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
5月場所
波乱の5月場所初日、向正面に「溜席の着物美人」の姿が! 本人が語った溜席の観戦マナー「正座で背筋を伸ばして見てもらいたい」
NEWSポストセブン
大家志津香
《2024年後半、芸能界は誰がくる?》峯岸みなみに代わり“自虐”でオファー増加の元AKBメンバーなど5人
NEWSポストセブン
遺体に現金を引き出させようとして死体冒涜の罪で親類の女性が起訴された
「ペンをしっかり握って!」遺体に現金を引き出させようとして死体冒涜……親戚の女がブラジルメディアインタビューに「私はモンスターではない」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン