印刷博物館館長で産業文化博物館コンソーシアム座長の樺山紘一氏


 一般的に企業博物館の入館料は安価ですし、楽しみながら学ぶという側面においても、老若男女を問わず有意義な時間をお過ごしいただけると思います。また、私どもの印刷博物館もそうですが、ワークショップなどを設置した体験型の施設も数多くあります。あまり構えることなく、ぜひレジャー感覚で企業博物館に足を運んでいただきたいですね。

 それをきっかけに、それぞれの企業活動への理解を深めていただけたら本望です。

【プロフィール】かばやま・こういち/1941年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文科学研究科修士課程修了。2001年、国立西洋美術館長就任。2005年、印刷博物館館長就任。2008年から産業文化博物館コンソーシアムの座長を務めている。東京大学名誉教授。

●印刷博物館
 印刷技術は人類の発展に多大なる貢献をし、我々の生活に欠かせないものである。凸版印刷が開設した「印刷博物館」の総合展示フロアでは、印刷の誕生から現代までを、大きく5つのブロックに分けて、印刷の歴史を紹介している。中でも「駿河版銅活字」のように、ここでしか見られない文化財も多く展示されている。工房「印刷の家」では自分で活字を拾って版を組み、オリジナル印刷物を創作できる。

【住所】東京都文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル
【開館時間】10時~18時
【休館日】月、年末年始
【入館料】300円(小学生以下は無料)

◆取材・文/曹宇鉉(HEW) 撮影/五十嵐美弥

※週刊ポスト2018年5月25日号

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