月の半分を軽井沢で過ごす(ドン小西氏提供)

 まずは人間関係のダウンサイジング。若い頃は名刺交換をして人脈を築いて、それによって自分の成長につながるとなっていたけど、もう違う。名刺を整理して、携帯電話の登録も5万人近くあったのを8000人に減らして、1年前には280人に厳選した。本当に必要だったなら相手からもかかってくるはずだから、そんなに影響はなかった。“〇〇の社長を知っている”なんてコネクションをこれから利用する気もなくて、むしろ僕を求めている人や会社からは連絡がある。そういう人の役に立ちたい気持ちだね。

 それから仕事もダウンサイジングを始めた。必要以上の金を無理して稼ぐ必要はないのだから、“らしくない”仕事はやめるようにした。今月には4つあった会社を1つに集約させました。

 そうして今は月の半分を軽井沢に買った中古物件の別荘で過ごす生活に変えました。これまで都会のド真ん中で暮らしていたけれど、軽井沢では気持ちに余裕ができて、5年前に心臓の手術をしてやめていたゴルフも再開した。新しい出会いがあって新鮮です。それでしばらく過ごしたら森の中から港区に戻って4日間くらい詰め込んだ仕事を集中してやる。お姉ちゃんともご飯にいく。ガールフレンドの人数は減ったけれど、食べる物と同じで70、80代は量より質だからね。

 僕の終活は畳むことではなく、「昔はよかったな」と萎むわけでもない。残された人生のクオリティを上げるということですから。

※週刊ポスト2018年9月21・28日号

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