公判は今年8月から11月の4カ月間で3回行われ、原告側の3人は弁護士と相談して、工場の建物に入っている10数人のテナントと工場ビルの所有者を被告として訴えた。しかし、犬が落ちてきた場所とみられる2階部分の電機工場の所有者は「私は犬は飼っていない」と頑として否定。他のテナント所有者も口裏を合わせて、容疑を否認しているという。
ネット上では「イヌを2階から落とした者は必ずいるはずだ。あまりにも無責任だ。いまからでも遅くはないから、名乗り出るべきだ」との意見が書かれている一方、「被害女性らは賠償金を当てにして裁判を起こし、仕事を辞めるなど、あまりにも他力本願的といえなくもない。夫と長男は仕事をしながらでも治療を続け、裁判を戦うこともできるのではないか」との声も書き込まれている。