ライフ

来客も大丈夫! トイレ、洗面所、リビングの片付けテク

蛇口や鏡など光る部分をピカピカに(イラスト/香川尚子)

 新学期や新生活の始まるこの時期は、家庭訪問をはじめ、新しいご近所さんなど、来客の機会が増えるもの。おかしな印象を与えないためにも、家の中は常にきれいにしておきたいものだ。

 しかし、最近の家庭訪問は玄関で話を済ませることが多く、急な来訪の場合は、リビングまで入ってこないケースは多い。とはいえ、トイレや洗面所だけ借りることも考えられるので、必ずチェックしておこう。

 まずは換気をし、便器の中と便座をきれいにするのはもちろん、床掃除も忘れずに。

「トイレは、便座の上げ下ろしやトイレットペーパーを使う時に意外とほこりが出ます。換気扇のほこりが落ちる時もあるので、床掃除の前に、もし余裕があれば、換気扇をさっと拭いておくのもおすすめです」(清掃マイスターの山口かなさん)

 そして、乾いた布で、トイレットペーパーのホルダーや蛇口、鏡など、“光る部分”を磨いておこう。

「光る部分は目が行きやすいので、そこだけでもピカピカにしておくと、全体がキレイに見えます。濡れた布で拭くと拭き跡が残るので、毛羽立ちのない乾いたクロスで磨きましょう」(山口さん)

◆床よりテーブルなど“平面“の片付けを

 一方、リビングも重要だ。

「キッチンカウンターやテーブル、棚の上など、“平面”にモノがなければ、片付いた印象を与えます」(片づけ/整理収納コンサルタントの松本文江さん)

 いくら部屋中を清潔にしていても、平面にモノが置いてあるだけで、雑然として見えるのだという。

「人は床などの低いところより、高いところに目が行きやすいもの。テーブルの上などの平面を優先して片付けましょう」(松本さん)

 平面にモノがたくさん置いてある場合は、「カウンター」や「テーブル」など、場所別に紙袋を作り、そこに置いてあるモノをどんどん入れて、客の目につかない部屋や場所に一時避難させておくのがおすすめ。紙袋に場所の名前を書いておけば、元に戻す時に困らない。

 次に、人の目が行きやすいのはテレビだ。

「テレビの画面は黒いので、ほこりが目立ちやすいんです。乾いたクロスで一拭きしておきましょう」(山口さん)

tommyさんの場合、庭や鉢植えの花をつんで小さなコップに数輪ずつさし、1枚のトレイにまとめおいている

◆座った視線の先にビューポイントを置く

 掃除や片付けが一通り終わったら、客が座る場所に腰をかけて、何が目につくかを見てみるのもいい。

「女性は会話中でもあちらこちらを見渡す傾向にあります。お客様が座る場所から見える位置に、視線を集める“モノ”をあえて置いて視線を誘導するのもおすすめです」(ライフスタイルブログ『tommyの心地よい暮らし~穏やかに、穏やかに~』ブロガー・tommyさん)

 例えば、壁の目立つところに子供の作品や家族の写真を貼る、テーブルに切り花や鉢植えなどを置くなどだ。ただし、飾り方にも注意が必要だという。

「写真や子供の作品は分散して飾るより、1か所にまとめた方がスッキリ見えます。余裕のある時にボードに貼るなどしてまとめておきましょう」(tommyさん)

※女性セブン2019年4月18日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
昨年ドラフト1位で広島に入団した常広羽也斗(時事通信)
《痛恨の青学卒業失敗》広島ドラ1・常広羽也斗「あと1単位で留年」今後シーズンは“野球専念”も単位修得は「秋以降に」
NEWSポストセブン
中日に移籍後、金髪にした中田翔(時事通信フォト)
中田翔、中日移籍で取り戻しつつある輝き 「常に紳士たれ」の巨人とは“水と油”だったか、立浪監督胴上げの条件は?
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
新たなスタートを切る大谷翔平(時事通信)
大谷翔平、好調キープで「水原事件」はすでに過去のものに? トラブルまでも“大谷のすごさ”を際立たせるための材料となりつつある現実
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン