日帰り客が多い「湘南」の最新ホテル事情　古民家リノベも

　リゾート地のホテルは余暇・休暇というワードも想起するが、“湘南初のヴァケーションホテル”を標榜し2018年7月に開業したのが「FUJISAWA HOTEL EN」である。

“藤沢”“バケーション”というからには海辺のホテルを想像するが、藤沢駅から徒歩圏内の立地というのは意外だ。江ノ島電鉄の始発駅としても知られ、公共交通機関の利便性が高い藤沢には、日帰り需要の高さからリゾート型のホテルは不足していた。

　ここは気軽に訪れることのできるホテルをベースとして、鎌倉の寺院巡りや海のレジャーを楽しむゲストをターゲットにする。気軽というだけにリーズナブルな料金設定も嬉しいが、ロビーラウンジのウェルカムドリンクなどサービスは充実している。

　客室はセミダブル、ダブルといった部屋のほかに、古民家をフィーチャーしたものや、豪華な湯宿をイメージした客室もあり、バケーションはもちろんビジネス利用まで、滞在シーンに応じた選択ができそうだ。