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ポテトチップスはもはや“野菜” ブームとなったその背景

“お菓子”にとどまらないポテチの潜在能力

「健康に悪そう」「太りそう」…そんなマイナスイメージを打ち消すような商品が続々と登場して大人気となっているポテトチップス。コンビニもスーパーも棚一面をバラエティー豊かなポテチが埋めつくす新たなムーブメントとなっている。

「ポテトチップスは、もはや野菜です」──ブームの理由についてこう断言するのは『TVチャンピオン』(テレビ東京系)や人気番組『マツコの知らない世界』(TBS系)の「ポテトチップスの世界」にも出演し、今でも毎日10種類以上のお菓子を食べるお菓子勉強家の松林千宏さん(以下「」内同)だ。

「じゃがいもと油と塩というシンプルな組み合わせなのに、ここまで多様な商品があることに奥深さを感じると同時にメーカー側の創意工夫も感じます。贈答専用商品やできたてが食べられる店舗の展開、健康を意識した小分けパックやチャック付き容器の開発などの企業努力も、市場の広がりを支えているのです」

 今夏おすすめの商品を聞いてみた。

「乾燥じゃがいもに調味料などを加えた成型ポテトの日本第一号商品『チップスター』の絶妙な食感、塩加減をぜひ、再発見してほしいですね。メーカーとしては『山芳製菓』さん。驚くようなフレーバーを次々考案し、ポテトチップスを楽しもうとするチャレンジは常に見届けていきたいです

『わさび味お菓子人気No.1』に輝いたおなじみの『わさビーフ』(55g 120円)、濃厚でリアルなうに味の『うにまみれ味』(48g 140円)、ねぎの香ばしさが本格的な『ぶっかけねぎ ラー油味』(57g 150円)など、挑戦を続けている山芳製菓。

 ヤマザキビスケットの『チップスターS 瀬戸内塩レモン味』人気の瀬戸内産レモン果汁と軽いチップスが好相性。ほんのり昆布の旨みを効かせた和風テイスト。「レモンのさわやかな風味と酸味が初夏にぴったり」。50g 130円

撮影/玉井幹郎

※女性セブン2019年6月27日号

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