国内

国会バイトするオバ記者、「国会議事堂は別格で身が震える」

オバ記者が国会議事堂を案内!

オバ記者が国会議事堂を案内!

 与党、野党の「ののしり合い」に、強行採決の大乱闘。はたまた国会議員の失言、失態、放言、失脚。政治ニュースの背景には必ずこの建物がデーン。参議院選挙が終わったばかりで何かと注目の国会議事堂について、地元・茨城選出議員の事務所でアルバイトしている女性セブンの“オバ記者”こと野原広子が綴ります。

 * * *
「ここは別格」

 日に日に身が震えるような気持ちが強くなるのはなぜ? その答えが知りたくて、親しい人を参観に誘い込むと、これが予想以上の反応でね。

「えー、こんなところだったの?」と驚かれたり、「おもしれー」とニヤニヤだったり、とにかく中高年の人気がやけに高いんだわ。

 先日、少人数の小学生を本会議場に案内した時のこと。隣の大人のグルーブを率いているベテラン秘書が、「国会議事堂と隣接している議員会館には街にあるものがすべてあります」と言うの。

 聞き耳を立てていると、「コンビニ、理髪店、美容院、病院、花店、食堂。ここで生活できます」とも。

 確かにそうなんだけど、国会議事堂の中で生活したい人なんかいる?

 消費税8%を10%にするなんて恐ろしいことを決めようが、それを「ふざけんなっ」と誰かが議場で怒鳴ろうが、実感はない。それは議事堂が神殿だから。
 
 そんな妖しげなものを感じるから、私はここから目が離せなくて、ひとりでも多くの人に訪れてほしいんだわ。

◆取材・文/野原広子(オバ記者) 茨城県出身。体当たり取材が得意のアラ還ライター。昨年、郷土愛に目覚め、地元議員の事務所のお手伝い。小学生を国会議事堂に案内している。

関連キーワード

関連記事

トピックス

エンゼルス時代、チームメートとのコミュニケーションのためポーカーに参加していたことも(写真/AFP=時事)
《水原一平容疑者「違法賭博の入り口」だったのか》大谷翔平も参加していたエンゼルス“ベンチ裏ポーカー”の実態 「大谷はビギナーズラックで勝っていた」
週刊ポスト
グラビアから女優までこなすマルチタレントとして一世を風靡した安田美沙子(本人インスタグラム)
《過去に独立トラブルの安田美沙子》前事務所ホームページから「訴訟が係属中」メッセージが3年ぶりに削除されていた【双方を直撃】
NEWSポストセブン
中条きよし氏、トラブルの真相は?(時事通信フォト)
【スクープ全文公開】中条きよし参院議員が“闇金顔負け”の年利60%の高利貸し、出資法違反の重大疑惑 直撃には「貸しましたよ。もちろん」
週刊ポスト
阿部詩は過度に着飾らず、“自分らしさ”を表現する服装が上手との見方も(本人のインスタグラムより)
柔道・阿部詩、メディア露出が増えてファッションへの意識が変化 インスタのフォロワー30万人超えで「モデルでも金」に期待
週刊ポスト
昨秋からはオーストラリアを拠点に練習を重ねてきた池江璃花子(時事通信フォト)
【パリ五輪でのメダル獲得に向けて】池江璃花子、オーストラリア生活を支える相方は元“長友佑都の専属シェフ”
週刊ポスト
店を出て並んで歩く小林(右)と小梅
【支払いは割り勘】小林薫、22才年下妻との仲良しディナー姿 「多く払った方が、家事休みね~」家事と育児は分担
女性セブン
大の里
新三役・大の里を待つ試練 元・嘉風の中村親方独立で懸念される「監視の目がなくなる問題」
NEWSポストセブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
「特定抗争指定暴力団」に指定する標章を、山口組総本部に貼る兵庫県警の捜査員。2020年1月(時事通信フォト)
《山口組新報にみる最新ヤクザ事情》「川柳」にみる取り締まり強化への嘆き 政治をネタに「政治家の 使用者責任 何処へと」
NEWSポストセブン
愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 岸田自民「補助金バラ撒きリスト」入手ほか
「週刊ポスト」本日発売! 岸田自民「補助金バラ撒きリスト」入手ほか
NEWSポストセブン