小学生の夏休みの宿題でもっとも難しいものの一つのが「自由研究」だ。子供と親とが一緒になってテーマを考えようとしても、なかなか決まらないことも多いだろう。帝京平成大学現代ライフ学部児童学科講師の鈴木邦明さんはこう話す。
「自由研究を進める上で親が心掛けることは、子供の興味を優先し、何事も自分で決定させることです。子供が納得して取り組み、やり貫くことが重要だからです。親の役割は選択肢を示したり、“どうしたらおもしろくなるかな”とヒントや気づきを与える、あるいは一緒に調べるくらいの“お手伝い”で充分です」
そこで、自由研究のテーマを決めるためのヒントとなる大阪・兵庫のイベントを紹介する。
■積水ハウス「SUMUFUMULAB(住ムフムラボ)」(大阪府)
『僕たちの夏休み』
8月26日までの夏休み限定プログラム。真っ暗闇の“おじいちゃんの家”を訪れ、視覚障がい者の案内のもと縁側や畳、線香花火などを視覚以外で体験する。体験後に点字を学べる回も。
・住所:大阪府大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪 北館4F
・料金:大人3500円、学生2500円
・定休日:火、水曜
■キッズプラザ大阪(大阪府)
『夏の自由研究大作戦 2019 サバイバル☆キッズ』
8月25日まで、作って、遊んで、生きる力を身につける“サバイバルプログラム”を開催。ソーラー電池を使った“エコらんたん”作りをはじめ、水に強い紙を折って非常用のコップや皿、ホイッスルなどを作る。
・住所:大阪府大阪市北区扇町2-1-7
・料金:500円(ワークショップによって異なる)(入館料別)
・定休日:第2・3月曜(8月は第4月曜)
■リフレッシュパーク市川(兵庫県)
『かぶとむしど~む』
数百匹のカブトムシが放し飼いにされている施設内で、カブトムシの木登りレースや相撲などが体験できる(8月中旬まで)。世界中のカブトムシやクワガタムシなどの標本が展示された「かぶと・くわがたわくわく館」も併設されているので、昆虫研究にも最適。
・住所:兵庫県神崎郡市川町下牛尾2557-1
・料金:3才以上1人300円
・定休日:なし
※女性セブン2019年8月22・29日号