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2019.09.24 07:00  女性セブン

ベビーカーおろすんジャー他「リアルライフヒーロー」の奮闘

ベビーカーや荷物を運ぶため、東京メトロ・丸ノ内線方南町北口付近に週2~3回現れる緑のヒーロー。山口県出身の33才

 午前10時。東京メトロ丸ノ内線方南町駅(東京都杉並区)の改札を出て、北口の階段を上がると、「こんにちは」「行ってらっしゃい」と言う明るい声が聞こえてきた。その声の先には緑色のヒーローが。

 彼こそが、巷で話題のベビーカーおろすんジャー(以下、おろすんジャー)、その人だ。

 必殺技はその名の通り、ベビーカーを改札階へ運ぶこと。

「ぼくはふだん、青果店で働いているのですが、以前、そこに来た子供連れのお客さんが『今から新宿に行くので、隣の中野富士見町駅まで歩きます』と言うので、理由を尋ねると、『方南町駅にはエレベーターもエスカレーターもないから』と言うんです。それなら、ぼくがお手伝いしようと駅に立ち始めたのがきっかけです」(おろすんジャー・以下同)

10時 駅の利用者に挨拶

 以来、活動歴は8年目になるが、その時から緑のヒーロースーツを着用している。

「ぼくは町の人たちと触れ合いたくて2007年から町の清掃をしていたのですが、人見知りで、素顔だと声をかけづらく、声をかけて相手に驚かれるのも怖かった。そこで、顔を隠したら恥ずかしくなくなり、みんなに受け入れてもらえるんじゃないかと思って、ヒーロースーツを着てみたら、別人みたいに人と話せるようになったんです」

 最初は奇異な目で見られることもあったが、ベビーカーおろしを手伝ううちに、挨拶する人も増えていった。

「緑のスーツにしたのは、かつて放送されていた、戦隊もののテレビ番組『ゴレンジャー』などにより、赤はリーダー、青はイケメン、黄色は食いしん坊というイメージがあり、どれも違うなと思ったからです。ぼくがこのスーツを着て活動していたら、声をかけたくても『断られたらどうしよう』などと思って躊躇していた人たちも、声をかけ始めたんです。それはうれしいですね」

 大人も子供も関係なく「行ってらっしゃいませ」と声をかけ、利用者を見送る。特に子供には積極的に声をかけ、今や顔なじみも増えたという。

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