重い荷物を持っている人を発見すると、すかさず「おろさせてくださいませんか?」と声をかけ、荷物を軽々と持ち上げ改札へ。最近は、荷物を運ぶことも多くなった。
母親に「ベビーカーおろさせてくれませんか?」と声をかけ、その場で中腰に。ベビーカーを運ぶ前には、子供が怖がらないように、目線を低くしてまず話しかける。
おろすんジャーの活動が注目を浴び始めたこともあってか、2017年12月には方南町駅にエレベーターが設置され、今ではスーツケースなどの重い荷物を運ぶことが増えたという。
おろすんジャーのように身近な問題を解決してくれるヒーローは、「リアルライフヒーロー」と呼ばれている。
町おこしイベントや清掃活動、被災地支援などをするばれん太さんもそんな一人だ。
「われわれが活動を始めたのは、2年前のハロウィンがきっかけです。年々、大きな話題を呼ぶようになったハロウィンですが、2017年にゴミ問題が取り沙汰され、『これではいけない』と有志でヒーローに扮して清掃活動を始めました。それが、ハロウィン以外にも広がって…」(ばれん太さん)
上で紹介しているリアルライフヒーローたちは、その内の一部だが、今では全国に存在している。10~30代の若者が中心で、ゴミ拾いや壁の落書きを消すなどの活動を行っている。あなたの町にもヒーローはいるかもしれませんよ。
※女性セブン2019年9月26日・10月3日号