国内

京アニ放火殺人・青葉真司容疑者の自宅家賃が払われ続ける謎

動機の解明はこれから(松浩不動産提供)

 死者36人を出した京都アニメーション放火殺人事件から5か月が経過したが、青葉真司容疑者(41)の逮捕には至っていない。

「事情聴取は11月から開始されているが、全身火傷で生死の境をさまよっていたこともあり、回復を見ながら逮捕に踏み切る予定だ」(全国紙社会部記者)

 動機などの解明がなかなか進まないなか、宙に浮いたままとなっているのが青葉容疑者が事件当時に住んでいたアパートの“処遇”だ。事件当日夜、報道陣が殺到し、幾度となく住民のインタビュー映像が流れた“現場”では、現在も青葉容疑者の部屋はそのままだ。オーナーの親族が語る。

「部屋は居住支援会社との法人契約になっています。会社から、家賃がいまも振り込まれている以上、こちらからは何もできません」

 居住支援会社とは保証人を立てられない人に代わり契約を行なう法人だ。

 当該の居住支援会社に家賃を払い続けている理由を訊くと、「個人情報で答えられない」としたうえで、「あくまで一般論として」と前置きして説明する。

「法律上、逮捕された場合でも、本人と面会し、解約書面をもらわない限り解約はできません」

 今後、解約が成立した場合の部屋の扱いについて、前出のオーナー親族は、「部屋で事件が起きていないため、“事故物件”の告知の必要はないと考えています。事件後、部屋に入れていませんが、修繕して賃貸に出す予定です」と話す。

 ただ、いつになるのか、目途は全く立っていない。

スタジオは取り壊しが決まった(共同通信社)

※週刊ポスト2020年1月3・10日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

無罪判決に涙を流した須藤早貴被告
《紀州のドン・ファン元妻に涙の無罪判決》「真摯に裁判を受けている感じがした」“米津玄師似”の男性裁判員が語った須藤早貴被告の印象 過去公判では被告を「質問攻め」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
Instagramにはツーショットが投稿されていた
《女優・中山美穂さんが芸人の浜田雅功にアドバイス求めた理由》ドラマ『もしも願いが叶うなら』プロデューサーが見た「台本3ページ長セリフ」の緊迫
NEWSポストセブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
スポーツアナ時代の激闘の日々を振り返る(左から中井美穂アナ、関谷亜矢子アナ、安藤幸代アナ)
《中井美穂アナ×関谷亜矢子アナ×安藤幸代アナ》女性スポーツアナが振り返る“男性社会”での日々「素人っぽさがウケる時代」「カメラマンが私の頭を三脚代わりに…」
週刊ポスト
NBAロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦した大谷翔平と真美子さん(NBA Japan公式Xより)
《大谷翔平がバスケ観戦デート》「話しやすい人だ…」真美子さん兄からも好印象 “LINEグループ”を活用して深まる交流
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
「服装がオードリー・ヘプバーンのパクリだ」尹錫悦大統領の美人妻・金建希氏の存在が政権のアキレス腱に 「韓国を整形の国だと広報するのか」との批判も
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《私には帰る場所がない》ライブ前の入浴中に突然...中山美穂さん(享年54)が母子家庭で過ごした知られざる幼少期「台所の砂糖を食べて空腹をしのいだ」
NEWSポストセブン
亡くなった小倉智昭さん(時事通信フォト)
《小倉智昭さん死去》「でも結婚できてよかった」溺愛した菊川怜の離婚を見届け天国へ、“芸能界の父”失い憔悴「もっと一緒にいて欲しかった」
NEWSポストセブン