芸能

中森明菜と桜田淳子の魅力、スタ誕審査員・中村泰士氏が語る

「中森明菜には100点をつけたかった」と話す作詞・作曲家の中村泰士

 現在、日本の音楽シーンで大人気となっているのが、オーディション番組『Nizi Project』から誕生した9人組ガールズユニット「NiziU」だ。デビューを夢見て、レッスンに励む少女たちに心を奪われる視聴者が続出したのだ。

 日本のテレビ界における往年のオーディション番組といえば、1971年から1983年まで放送されていた『スター誕生!』(日本テレビ系)だろう。山口百恵(61才)、森昌子(61才)、桜田淳子(62才)の“花の中三トリオ”、ピンク・レディー、中森明菜(55才)、小泉今日子(54才)らが、この『スタ誕』からデビューしている。

「スタ誕」が始まった当初から審査員として番組に参加していた作詞・作曲家の中村泰士さんはこう話す。

「出場者とは本番まで一切接点がなく、1回のステージのみで、審査をしていました。当時は、作詞作曲のプロたちが審査し、『キラキラしている“素材”を見つける』が目的でした。歌はそこそこでも、ぼくたちが手をかければ磨いていける。そして、スターとして育て上げるストーリーと、作品作りまでを考えた審査でした。各々創作意欲を掻き立てるような人に高得点を出していたので、審査員間で評価が割れることも多くありました」(中村さん)

 そんな中、ステージに登場して、すぐ審査員同士で顔を見合わせたのが桜田淳子だ。

「“こんな天使みたいな子がいるの?”と高評価だったのが彼女です。本当に新鮮で、キラキラしてました。

 逆に評価が分かれたのが、中森明菜。子供が一生懸命大人になろうとしているのが、歌唱にも話す言葉にも表れていて、そこをぼくは評価して100点満点で評価したんだけど(実際は2桁までしか表示できなかったため99点)、生意気そうだと受け取った審査員もいてね。デビュー曲も大人びた曲で、ぼくの思い通りのスタートで売れたので、うれしかったなぁ」(中村さん)

※女性セブン2020年8月20・27日号

関連記事

トピックス

第一子を出産した真美子さんと大谷
《デコピンと「ゆったり服」でお出かけ》真美子さん、大谷翔平が明かした「病院通い」に心配の声も…出産直前に見られていた「ポルシェで元気そうな外出」
NEWSポストセブン
花の井役を演じる小芝風花(NHKホームページより)
“清純派女優”小芝風花が大河『べらぼう』で“妖艶な遊女”役を好演 中国在住の実父に「異国まで届く評判」聞いた
NEWSポストセブン
2000年代からテレビや雑誌の辛口ファッションチェックで広く知られるようになったドン小西さん
《今夏の再婚を告白》デザイナー・ドン小西さんが選んだお相手は元妻「今年70になります」「やっぱり中身だなあ」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「王子と寝ろ」突然のバス事故で“余命4日”ののち命を絶った女性…告発していた“エプスタイン事件”【11歳を含む未成年者250名以上が被害に】
NEWSポストセブン
人気シンガーソングライターの優里(優里の公式HPより)
《音にクレームが》歌手・優里に“ご近所トラブル”「リフォーム後に騒音が…」本人が直撃に語った真相「音を気にかけてはいるんですけど」
NEWSポストセブン
ナンバープレートを折り曲げ集団走行する「旧車會」=[福岡県警提供](時事通信フォト)
《各地で増える”暴走”》駐車場を勝手に旧車會の集合場所とされた飲食店主「100台以上も…他のお客さんが入って来られん」と怒り
NEWSポストセブン
世界中を旅するロリィタモデルの夕霧わかなさん。身長は133センチ
「毎朝起きると服が血まみれに…」身長133センチのロリィタモデル・夕霧わかな(25)が明かした“アトピーの苦悩”、「両親は可哀想と写真を残していない」オシャレを諦めた過去
NEWSポストセブン
キャンパスライフをスタートされた悠仁さま
《5000字超えの意見書が…》悠仁さまが通う筑波大で警備強化、出入り口封鎖も 一般学生からは「厳しすぎて不便」との声
週刊ポスト
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《あなたとの旅はエキサイティングだった》戦力外の前田健太投手、元女性アナの年上妻と別居生活 すでに帰国の「惜別SNS英文」の意味深
NEWSポストセブン
エライザちゃんと両親。Facebookには「どうか、みんな、ベイビーを強く抱きしめ、側から離れないでくれ。この悲しみは耐えられない」と綴っている(SNSより)
「この悲しみは耐えられない」生後7か月の赤ちゃんを愛犬・ピットブルが咬殺 議論を呼ぶ“スイッチが入ると相手が死ぬまで離さない”危険性【米国で悲劇、国内の規制は?】
NEWSポストセブン
1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン