『35歳の少女』にも厳しい声が
10才で事故に遭って眠り続け、25年の時を経て目覚めた主人公を柴咲コウ(39才)が演じる『35歳の少女』(日本テレビ系・土曜22時)にも、厳しい声が届いている。
「脚本は、大ヒットした『家政婦のミタ』(日本テレビ系)を手掛けた大御所の遊川和彦さん。それもあって誰も口を挟めないのですが、企画自体が、今夏放送されていた『13(サーティーン)』(フジテレビ系)や、去年、BS日テレが放送した韓国ドラマの『30だけど17です』とかぶっているのが気になります。すでにSNS上でも指摘されてしまっていますし。ただ柴咲さんの熱演はさすがの一言。撮影現場で俳優に演技指導するのが常の遊川さんも満足気だとか」(日本テレビ関係者)
深田恭子(38才)のセクシーな衣装で注目を集める『ルパンの娘』(フジテレビ系・木曜22時)は、昨夏放送の同名ドラマの続編。深田演じる代々泥棒一家の娘と、瀬戸康史(32才)演じる警察一家の息子の許されない恋を描く。
「前作は悪事を働く者を深田さんが退治するという一本筋が通っていましたが、今作は深田さん一族に復讐を誓う新キャラの橋本環奈さん(21才)が登場し、話がひっちゃかめっちゃかに。軸になる話がまったく描かれておらず、視聴者は置いてきぼりです」(テレビ局関係者)
事前の話題性という点では、このドラマが今期ナンバーワンかもしれない。『24 JAPAN』(テレビ朝日系・金曜23時15分)だ。世界的に大ヒットした『24』を日本版にリメーク。唐沢寿明(57才)が、極秘任務にあたるテロ対策ユニットの班長を、仲間由紀恵(41才)が日本初の女性総理大臣候補を演じている。
話題性もあって初回視聴率こそ7.7%と同時間帯トップを獲得したが、第2話以降急速に落ち込んでいる。
「そもそもこのドラマを日本版にリメークする点に無理がある。日本で銃をバンバン撃ち合う展開なんて、ありえなさすぎて西部警察もびっくりのリアリティーのなさ。原作の世界観の再現に忠実なのだと思いますが、アメリカっぽいせりふをそのまま言っているのも、吹き替え版を観ているようで違和感だらけ。
また、仲間さんが何だか恰幅がよくて松坂慶子にしか見えないのも気になります。本家の『24』は昔、夢中になって観ていたので、たとえ視聴率が2.4%まで落ちても供養のつもりで観続けると決めています」(前出・今井さん)
ツッコミを入れながら、あえて不評なドラマを楽しむのもおもしろいかも?
※女性セブン2020年11月26日号