果たして成人式は必要なのか
コロナ禍は今まで当たり前に行っていたことを、立ち止まって考える機会となっています。成人式もそうです。振り袖を一式レンタルすると30万円近くにもなるのです。これほどにお金がかかるイベントが果たして本当に必要でしょうか。
年々イベント色も強くなる成人式(時事通信フォト)
近ごろは派手を極めるあまりに、福岡県北九州市ではおいらん(高級遊女)の格好で現れる女性までいました。また、式典で酒に酔うなどして暴れるケースも増えています。厳粛に成人を祝うという本来の目的からかけ離れ気味の現状を見直す必要がある気がしてなりません。
できるだけ少人数で行動することが望まれるご時世なので、大勢の人が集まる成人式に不安を感じ、欠席の決断をする人は少なくないでしょう。高齢や病身の家族がいる場合はなおさらです。周囲も無理に誘い出さず、欠席を選んだ人の気持ちを尊重する配慮も必要かと思います。
我が家は家で静かに娘の成人を祝うことにしています。そして1日も早く感染を気にせず自由に外出し、皆で集まり盛り上がることができる世界が戻ることを願ってやみません。