国際情報

トランプ「御前会議」に“あの疑惑の2人”が出席していた

ホワイトハウスを去る気はさらさらなし!?(AFP=時事)

ホワイトハウスを去る気はさらさらなし!?(AFP=時事)

 トランプ大統領と側近たちは、今もまだ「ホワイトハウスを去る」ことを前提にはしていないようだ。ニューヨーク在住ジャーナリスト・佐藤則男氏がリポートする。

 * * *
 12月18日の金曜日、ホワイトハウスでは不穏な雰囲気で会議が行われたようである。CNNとニューヨーク・タイムズの報道によると、金曜日の会議には意外なメンバーが2人、参加していた。ひとりは弁護士のシドニー・パウエル氏であり、もうひとりは彼女のクライアントでもあるマイケル・フリン元国家安全保障補佐官だった。会議は大統領執務室で行われ、怒号も飛び交う大荒れだったようだ。

 パウエル弁護士は、大統領選挙のさなかに「選挙に使用された投票機はベネズエラや中国など反米国家の影響を受けたメーカーが製造しているもので、トランプ氏に投じられた票が違法に改ざんされている」と主張したが、その根拠は全く示せなかった。アメリカのメディアも各州の当局者も、これを「100%捏造された陰謀論」と一蹴し、やり玉に挙げられたメーカーは、発言の撤回を求めて法的措置を示唆している。トランプ陣営も、さすがに彼女の主張はひどすぎると判断し、トランプ弁護団として正式に「彼女は仲間ではない」と発表して火消しに奔走した経緯がある。ところが、最近になって、トランプ氏は彼女と連絡を取り合っていたというのだ。

 フリン氏は、ロシア疑惑などの事件に関係し、虚偽の発言や意図的に捜査をミスリードした罪に問われ、いったんは自ら罪を認めて司法取引に応じたが、司法省の介入で判決の言い渡しが再三延期され、ついにはトランプ氏の恩赦で無罪放免となった。要は、いわくつきの側近である。

 会議でフリン氏は、選挙結果を受け入れないために、トランプ大統領が戒厳令を発動するべきだと主張したという。報道ではトランプ氏がそれを支持したかは明らかになっていないが、会議の出席者たちが、そんなことは無理だとフリン氏を押さえつけたようだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

終始心配した様子の桐山照史
WEST.桐山照史&狩野舞子、大はしゃぎのハネムーンを空港出発ロビーで目撃 “時折顔を寄せ合い楽しそうにおしゃべり”狩野は航空券をなくして大騒ぎ
女性セブン
昨年12月末に20代女性との不倫関係が報じられた西武・源田壮亮
《不倫騒動の西武・源田壮亮》「奥さんは大丈夫だったのか?」「雲隠れしとったのか?」西口監督から“事情聴取”の現場
週刊ポスト
徳永英明の息子「レイニ」が歌手としてメジャーデビューしていた
徳永英明、名曲の名を授けた息子「レイニ」が歌手になっていた “小栗旬の秘蔵っ子”の呼び声高く、モデル・俳優としても活躍
女性セブン
水原一平の父が大谷への本音を告白した
《独占スクープ》水原一平被告の父が告白!“大谷翔平への本音”と“息子の素顔”「1人でなんかできるわけないじゃん」
NEWSポストセブン
新しい歌番組のMCを担当する予定の堂本光一
《堂本光一もMCの1人に》ジュニアが出演する配信番組の制作が極秘進行中、「デビュー組もジュニアも分け隔てなく出演する」形に
女性セブン
田中にとってはルーキー時代の恩師だ(写真は2007年のもの)
巨人・田中将大が復活のために思い出すべき「ノムさんの教え」 明かしていた“間違った指導”“スピードより制球と配球”の助言
NEWSポストセブン
オンラインカジノで賭博をした疑いで任意の事情聴取を受けたと報じられた、とろサーモンの久保田かずのぶと令和ロマンの高比良くるま
【令和ロマンくるま、とろサーモン久保田も事情聴取】オンラインカジノの闇…著名人がPRしていれば合法と勘違いする人も インスタントジョンソン・じゃいは「PRオファーはお断わりした」
週刊ポスト
田村瑠奈被告と、事件があったホテルの202号室
「ひどいな…」田村瑠奈被告と被害者男性との“初夜”後、母・浩子被告が抱いた「複雑な心中」【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
“原宿系デコラファッション”に身を包むのは小学6年生の“いちか”さん(12)
《ド派手ファッションで小学校に通う12歳女児》メッシュにネイルとピアスでメイク2時間「先生から呼び出し」に父親が直談判した理由、『家、ついて行ってイイですか?』出演で騒然
NEWSポストセブン
コンビニを兼ねているアメリカのガソリンスタンド(「地獄海外難民」氏のXより)
《アメリカ移住のリアル》借金450万円でも家賃28万円の家から引っ越せない“世知辛い事情”隣町は安いが「車上荒らし、ドラッグ、強盗…」危険がいっぱい
NEWSポストセブン
『裸ダンボール企画』を敢行した韓国のインフルエンサーが問題に(YouTubeより)
《過激化する性コンテンツ》道ゆく人に「触って」と…“裸ダンボール”企画で韓国美女インフルエンサーに有罪判決「表面に出ていなくても妄想を膨らませる」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 水原一平の父「大谷とフジへの本音」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 水原一平の父「大谷とフジへの本音」ほか
NEWSポストセブン