「エブリデイ通っとる。かれこれ500万円ばかしこの店に落としとるんちゃうかな(笑い)。会社がすぐそこで、誰かしらここにいる。ワシらいっつも28番の角打ち台を陣取ってます。注いで注がれて、酒を酌み交わすっちゅう昭和の文化が残っとる。うちの新人はここで酒の注ぎ方や酒の席の会話も学んでます。OJT角打ちやね」(50代、建設業)

「酒を酌み交わしながら語り合うという昭和っぽい文化が残っていて、昔ながらの飲み方ができるのが好き」と語る客も

「酒を酌み交わしながら語り合うという昭和っぽい文化が残っていて、昔ながらの飲み方ができるのが好き」と語る客も

「仲間と仕事の愚痴を言ってストレス発散しに来てます。若いもんの悩み相談を聞いたりしてな。ここで1日をリセット。まあ、それで悩みが解決するかって言うと、してへんねんけどな(笑い)。20時過ぎで店が終わってしまうから、長居もせえへんので、また次も来ようってなりますね」(50代、金融業)

「酒がいい塩梅に冷えてる。仕事帰りの一杯は疲れが癒えますな。この店が好っきな理由は、和気藹々、お気楽、よう冷えた旨い酒、三拍子揃ってること。つまり、最高やね」(50代、サービス業)

 17時半の開店からまもない梅田の黄昏時、広い店内には喜色満面の客、幸せ顔の客らが賑わう。

 客らが好んで飲んでいるのは焼酎ハイボール。

「大人の味やね。ここでよう食べる揚げもんや、甘めのおでんにも合う。すっきりとして爽快やね。疲れも吹っ飛んださかい、明日もまた来るで」(50代、建設業)。

爽快な飲み心地の焼酎ハイボールには、味わい深いたこ天がハマる

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(2020年11月26日取材)

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