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2021.03.08 07:00  女性セブン

「油=美容の大敵」は間違い “避けるべき油”“摂るべき油”が存在

身体に良い油と悪い油を知ろう(写真/GettyImages)

体に良い油と悪い油を知ろう(写真/GettyImages)

「摂りすぎるとニキビができる」など、油は美容の大敵とされてきた。しかし実際は、避けるべき油と摂るべき油があるようだ。徳島大学大学院教授の佐田政隆さんはいう。

「美容によくないのは、マーガリンやショートニングなどに多いトランス脂肪酸。炎症を起こし、肌がガサガサになります。“カロリーゼロ”“植物由来”などと書いてあっても、トランス脂肪酸の量がわからないものは避けた方がいい」(佐田さん)

 いまでは企業努力もあって、国内でもトランス脂肪酸の含有量が少ないものも増えてきているので、よく吟味したい。

 積極的に摂りたいのは、最近店頭で見かけるようになってきたくるみ油(ウォールナッツオイル)と、中華料理によく使われるピーナッツ油だ。慶應義塾大学医学部教授の井上浩義さんが言う。

「くるみ油はアーモンドオイル以上にポリフェノールが多く、血管や肌の若返りが期待できる。ピーナッツ油は安価で、ビタミンEや、ヒトの皮脂に近い組成で肌の乾燥を防ぎながら新陳代謝を高めるオレイン酸も豊富。いずれもオメガ9系なので熱に強い」(井上さん・以下同)

 ヘアケアに使う椿油は、食用することでも高い美容効果が得られる。

「食用の椿油には、オレイン酸が90%も含まれています。やや高価ですが、髪用のものとは香りも違い、じゃがいものホイル焼きなどにかけるととても香り高く、おいしく食べられます」

 シミやしわが気になるなら、米油もおすすめだ。

「“スーパービタミンE”と呼ばれる抗酸化物質の『トコトリエノール』が入っていて、肌を老化させる酸化ストレス、活性酸素を強力に除去します。熱に強いので、揚げ油としても使えます」(佐田さん)

 使い慣れたごま油にも、強力な抗酸化物質が含まれている。特有の「ゴマリグナン」という物質が、皮膚を活性化させるほか、血行や血流をよくする。ゴマリグナンの一種であるセサミンには、肌のくすみの原因になるアルデヒドを分解する作用もある。

 オリーブオイルの最高峰「エクストラバージン」は、肌にいいオレイン酸の含有量も多い。管理栄養士の麻生れいみさんがいう。

「『オレオカンタール』などのポリフェノールは高い抗炎症作用を持っており、アンチエイジングに最適です。空腹時にスプーン1〜2杯のオリーブオイルを摂るのがおすすめです」(麻生さん)

※女性セブン2021年3月18日号

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