“姿”で乗っているコオロギラーメン
長澤のように昆虫に魅了されている人が増えているからなのか、都内では、昆虫食を食べることができる店がいくつもある。長澤が実際にオンラインショップで購入しているコオロギラーメンを出すという、「ANTCICADA」(東京都中央区)がその代表的存在だ。店主の篠原祐太さんはコオロギの魅力をこう語る。
「昆虫は高たんぱくで、コオロギなら乾燥した状態で、100グラム中70グラムがたんぱく質です。味はエビやカニのような甲殻類っぽさ、さらには煮干しのような苦みもあります。ただ、エビと完全に一緒かというとそうではなく、穀物のような優しい甘みもあります。また、エサによってコオロギの味が変わるのも面白いところです。出汁をコオロギから取り、麺は粉末にしたコオロギを練り込み……とすると、トータルで1杯に100匹のコオロギを使用しています」
昆虫食に免疫のない人が聞くと背筋が凍る話かもしれない。長澤がコオロギに頼ってまで、健康をキープしようとするのには訳がある。とにかく、多忙な毎日なのだ。
「長澤さんは今期の『ドラゴン桜』の他にも、映画『マスカレード・ナイト』の公開を9月に控えるだけでなく、『シン・ウルトラマン』、『コンフィデンスマンJP英雄編』などが目下製作中で、主要キャストとしての出演映画が目白押しです。
撮影はもちろん、舞台挨拶や映画のプロモーションでのテレビ出演も今後増えていきます。健康維持のため、体に良いものは積極的に取り入れようとしているのかもしれませんね」(テレビ局関係者)
国内でも昆虫食レストランが徐々に増えてきており、今年ブームになるという声もある。これから先、昆虫食の魅力である栄養価の高さ、そしておいしさが一般にも広く知られるようになれば、家庭の食卓に昆虫メニューが並ぶ日が来るかもしれない。