曜日ごとの新規感染者数の平均値
●昨年と今年で曜日ごとの傾向に変化はあるか
東京都も昨年は土曜日が多かったという。
「昨年8月(第2波の頃)あたりは『土曜日』が多い気がしていました。現在は、検査結果が出るまでのスピードも早くなりました。現在『木曜日』がピークになったのはその影響かもしれません」(東京都の担当者)
昨年は検査結果が遅れて今より後ろ倒しされていたため、週前半の結果が土曜日にもつれこんだと推測される。
●海外でも「曜日」ごとの傾向はあるのか
日本では「木・土」に多いことが見えてきたが、世界ではどうか。前出の古本氏によれば、“お国柄”があるという。
「たとえば感染爆発中のブラジルは曜日ごとの数のバラつきが非常に激しいのですが、そこに規則性は見られません。貧困地域では検査体制が安定していないこともあるし、国土が広くて地域間格差も大きいから正確な集計が難しいのだと思われます。
ロシアに関しては曜日ごとの差がほぼなく、病院や検査機関などが週末関係なく稼働していることが推察されます」
※週刊ポスト2021年5月28日号