「当社ではバッテリーの状態を明示して販売していますが、それでも新品の状態ではありません。バッテリーを新品に交換して販売できればいいのですが、全メーカーから安定的に純正バッテリーが供給されるわけではないなど、難しい側面があります」
慣れた消費者の中には安い中古スマホを入手して街中の修理店でバッテリー交換して使う人もいるが、市場が広がっていくには多くの人にとって「安心して使える中古品」が手に取りやすい環境になることが重要だろう。
いま、ネットでも実店舗でも中古スマホを扱う業者は増えている。そうした中で、市場全体が健全に成長していけるかどうかが今後のポイントになりそうだ。
取材・文/前屋毅(ジャーナリスト)