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松本人志が問題提起「視聴率に報道価値はあるのか」その歴史と現実

ネットニュースで視聴率を記事化することに問題提起をした松本人志(時事通信フォト)

ネットニュースで視聴率を記事化することに問題提起をした松本人志(時事通信フォト)

 視聴率にニュースとしての価値はあるのか、ないのか──。6月20日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、ダウンタウンの松本人志がテレビの視聴率について言及した。14日、自身のツイッターで「ネットニュースっていつまで“世帯”視聴率を記事にするんやろう? その指標あんま関係ないねんけど。。。」と呟き、その直後に「コア視聴率はスポンサー的にも局的にも世帯視聴率より今や重要な指標なんです。」と補足していた。

 番組冒頭で、司会の東野幸治に話題を振られると、松本は「大前提として、ネットニュースで視聴率を記事にすること自体、もうやらなくていいと思うんですね。視聴者には関係ないことなんで」と話した。東野も「ドラマとかもそうなんですけど、気に入って見ていて、(低視聴率と知ると)テンション下がる」と同意した。テレビ局関係者が話す。

「たしかに業界内の数字であり、視聴者には関係とは思います。ただ、日本人はランキング好きだし、話題に付いていくため、高視聴率なら見ようとする人も多い。だから、良い数字なら知ってほしいという気持ちはありますよ。たとえば、昨年の『半沢直樹』(TBS系)の“世帯”視聴率は1話22.0%でしたが、最終話32.7%と10%以上も上がっている。“個人全体”も“コア”も良い数字でした。

 今は見逃し配信などがあるとはいえ、視聴率から判断すれば、最終話だけ見た人も結構いるでしょう。これは、高視聴率という記事がたくさん出た賜物でもあると思うんです。逆に、低視聴率と報道された番組の数字が劇的に上がった記憶はありません。ただ、高視聴率はどんどん宣伝してほしいけど、低視聴率は目を瞑ってほしいとは言えない。さすがに都合良過ぎますからね」(以下同)

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