近くの店の中に逃げ込むのも有効かもしれないが、できれば頑丈なところに
平時から商店街内の安全な場所を見つけておく
とはいえ、古くからある商店街は木造家屋で、耐震性が低いケースが多い。さらに商品を積み上げているような店舗や、家具や家電など重量のある商品が並ぶ店は、そこに逃げ込むとかえって危険を伴う可能性もあるので、避けた方がよい。
「非常事態のときに、一瞬で安全な店かどうかを判断するのは難しいので、普段からよく行く店や商店街の周囲を観察して、万が一のときに逃げ込める頑丈な建物やスペースを見つけておきましょう」
ちなみに、アーケードのない商店街にいるときに被災した場合は、店に入る必要はない。看板などの落下物に注意しながら、かばんなどで頭を保護しつつ、転倒しないようにその場にしゃがむ。さらに移動可能なら、落下物のないより広い場所へと移ろう。
取材・文/鳥居優美 イラスト/大窪史乃
※女性セブン2021年7月29日・8月5日号