標柱に向かい、黙祷される両陛下。上皇ご夫妻や、両陛下のご長女・愛子さまも、お住まいで黙祷されたという
「私たちはいま、新型コロナウイルス感染症の厳しい感染状況による新たな試練に直面していますが、私たち皆がなお一層心をひとつにし、力を合わせてこの困難を乗り越え、今後とも人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願います」
コロナ禍で参列者が最少人数となった今年の「全国戦没者追悼式」で、天皇陛下はそう述べられた。陛下は昨年に続き、追悼式で新型コロナについて触れられた。苦しむ国民を思った、「祈りの日」のご決断だったのではないだろうか。
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2021年9月2日号