海外では3回目の追加接種「ブースター接種」が開始されている。8月からブースター接種が始まったイスラエルでは、接種の度にワクチンパスポートが更新される仕様で、2回目接種から半年以内に接種しなければ失効する。
日本政府が発行するワクチンパスポートは2回分の接種記入欄しかない。国内でもブースター接種の議論は進んでいるが、どう対応するのか。
「今後、3回目の接種がスタンダードになった場合に、改めて検討することになるが、現時点では更新は考えていません。現行では“2回接種済み”を証明するもので、この情報以上のものを示す書類ではない」(内閣官房)
(第4回に続く)
※週刊ポスト2021年10月8日号