スポーツ

新庄監督、清原氏からの批判に「沈黙」の賢明さ 清原氏は解説者として難局

監督就任会見で以前と変わらぬエンターテイナーぶりを見せた新庄剛志氏(時事通信フォト)

清原氏の批判にはスルーの新庄剛志監督(時事通信フォト)

 北海道日本ハムファイターズの新監督に就任した新庄剛志氏(49才)に対し、自身のYouTubeチャンネルで批判的な発言をしたことで、炎上騒動に発展してしまった清原和博氏(54才)。その後、新庄監督は騒動に一切言及しないままだ。

 問題となった発言があったのは、11月17日に清原氏がYouTubeで公開した動画。新監督就任会見に赤いスーツと襟高のシャツで登場した新庄監督に対し、清原氏は〈見た瞬間ちょっとイラッとしましたね〉、〈もうちょっと(服装を)ちゃんとしてくると思ったんですよ〉、〈プロ野球の監督になったら、ある程度ちゃんとしてくる(はずなのに)それより(派手さが)増してたじゃないですか〉と批判。さらに、〈プロ野球のOBたちは口に出さないと思うんですけど、みんな嫌な気分になってると思うんですよ。僕らの年代くらいまでの選手であれば〉と、OBたちの気持ちを代弁したものだとの見解も示した。

 真っ白なスーツを着てキャンプを取材したり、現役時代にピアスを開けたりなど、服装に関しては何かと話題になることも多かった清原氏が、新庄監督の服装を批判したということで、ネット上では“お前が言うな”との意見があふれたのだ。

 キャンプ先でも多くの報道陣に囲まれ、話題の中心にいる新庄監督だが、現時点では清原氏の批判に対して沈黙を守っている。

「新庄監督は、パフォーマンスこそ派手ですが、その根底には自分が目立つことで日本ハムやプロ野球全体を盛り上げようという狙いがある。そして、その姿勢に賛同する野球ファンが多いのも事実です。いうなれば、いまとてもいい流れになっているところで、清原氏とバトルをするような展開になれば、自分もまた炎上のターゲットになってしまう可能性もあるということ。だからこそ、ヘタに清原氏の発言に触れることなく、野球に専念しているのでしょう。これから監督になって結果を出していこうという立場ですから、野球とは関係ない部分で話題になってしまうのは不本意。新庄監督の沈黙は、とても賢明な選択だと言えます」(スポーツライター・以下同)

起用が難しくなる清原氏

 解説者として中継番組に出演するなど、メディアへの登場も増えている清原氏。しかし、今回の炎上騒動によって、露出が減りそうだとの声もある。

「たしかにスポーツ番組などで、清原氏に新庄監督に関する話題を振れば、それなりに面白い展開にはなっていくでしょう。でも、そこでの発言をきっかけにして、新たな炎上騒動が起きる可能性もあり、テレビ局側も清原氏に新庄監督についてのコメントを求めることを躊躇している部分もあるはず。かといって、来シーズンは新庄監督の注目度が高く、新庄監督の話題なしでプロ野球の話はできないわけで、そうなると清原氏の起用が難しくなってしまうのです」

関連キーワード

関連記事

トピックス

嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
SNSで「卒業」と離婚報告した、「第13回ベストマザー賞2021」政治部門を受賞した国際政治学者の三浦瑠麗さん(時事通信フォト)
三浦瑠麗氏、離婚発表なのに「卒業」「友人に」を強調し「三浦姓」を選択したとわざわざ知らせた狙い
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
昨年ドラフト1位で広島に入団した常広羽也斗(時事通信)
《痛恨の青学卒業失敗》広島ドラ1・常広羽也斗「あと1単位で留年」今後シーズンは“野球専念”も単位修得は「秋以降に」
NEWSポストセブン
中日に移籍後、金髪にした中田翔(時事通信フォト)
中田翔、中日移籍で取り戻しつつある輝き 「常に紳士たれ」の巨人とは“水と油”だったか、立浪監督胴上げの条件は?
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
新たなスタートを切る大谷翔平(時事通信)
大谷翔平、好調キープで「水原事件」はすでに過去のものに? トラブルまでも“大谷のすごさ”を際立たせるための材料となりつつある現実
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
女性セブン