志の輔と仕事を続けたいがために、NHKの上層部に「もう少し続ける方法はないか」と掛け合ったスタッフもいたという。だが願いもむなしく、12月中旬、最終回となる2月2日放送分の収録が行われた。
「収録は滞りなく進み、収録が終わったスタジオで “慰労会”が開かれました。スタッフが1人ずつ志の輔さんに感謝の言葉を伝えたのですが、なかには10分以上も切々と話すスタッフもいました。志の輔さんは涙をこらえながら、聞き入っていました」(前出・別のNHK関係者)
NHKは3月末ではなく、2月での番組終了の理由について、こう説明する。
「2月3日から北京五輪の中継が予定されており、五輪終了後は内容は未定ですが特別番組の放送が決まっております。2月2日での終了は当初からの予定通りです」(広報部)
視聴者の若返りは経営上、必要な判断なのかもしれないが、人気番組の打ち切りに対して、NHK内部でも意見は割れているようだ。
「NHKの幹部としても、ここまでハレーションが大きいとは思っていなかったはず。今後、志の輔さんとスタッフとの“落とし前”として、特番での復活などはあるかもしれません」(前出・NHK関係者)
長寿番組には、長年見続けてきたファンがいる。そのファンのためにも合点がいく終わり方を望みたい。
※女性セブン2022年2月17・24日号