NOを自力で増やし血液サラサラに
「血管を若返らせる」との研究発表でNO(一酸化窒素)が一大ブームとなったのは、20年ほど前。当時すでに生活習慣病の専門医として活躍し、NOを“血液サラサラ”のフレーズで世に知らしめた「栗原クリニック東京・日本橋」院長の栗原毅氏は、ここ数年でNOが再注目されてきたと見ている。コロナ蔓延で外出を自粛すれば運動不足で太り、自粛が終われば食べすぎ飲みすぎで太る。血圧が高くなっても、昨今は病院に行きにくい。
「だからこそ、自分の力でNOを増やし血管を広げられれば、これほど簡単な解決策はない。私自身、患者さんには常にNOを増やすようなスクワットと食事管理を指示し、数値を改善してきました」(栗原氏)
取材・文/山本真紀
※週刊ポスト2022年2月18・25日号