2017年には紫綬褒章を受賞。会見では仲むつまじい姿を見せた(時事通信フォト)
加齢とともに腰の痛みは増し、最終的には起き上がれないほどに。
「2017年に手術をするんですけど、その半年くらい前には朝起きるときに激痛で立ち上がれなかった。2階に寝室があるんやけど、そこでは寝んと、1階の玄関先の居間に布団敷いて寝てたぐらいですね。
あと僕はオーディオマニアやから、劇場の合間にNGK(なんばグランド花月)の近くにある日本橋(大阪の電気街)に行ってオーディオの機械とかスピーカーの音を聞いたりするのが楽しみやったんですよ。でもそこまで行った後に、歩いて帰るのがしんどうなってきてねぇ。歩いて10分もかからんところをタクシー乗って帰ってきてね。そんなんなってましたね」
病院で診てもらうと脊柱管狭窄症と診断され、手術を受けることに。術後のリハビリも野球と同じくらい命懸けで取り組んだという。
「やりだしたらのめり込むタイプやから、人の10倍くらいやった。看護師さんに隠れて、階段も上ったり下りたりしましたね(笑)
退院のときは先生から真顔で、『今から言う3つのスポーツだけは絶対にやらないでください』って言われた。何かなと思ったら『プロレス、重量挙げ、ラグビーです』って。そんなんやりますかいなってね」