●東京メトロの浸水対策
駅出入口に止水板を設置(茅場町駅)するほか、想定される浸水の高さに対応した完全防水型の出入口(上野駅)、トンネル断面を閉鎖する坑口防水ゲート(北千住駅)など、浸水シミュレーションを踏まえた対策が施される。
●エコー電子工業 小型雨量観測機「EQROS(エクロス)」
ソーラーパネルで稼働する小型観測器。機能を雨量のみに特化したため低コストを実現し、環境に応じて設置方法も柔軟に対応する。一定雨量を超えればメールで注意喚起する機能も。雨量のほかにも必要に応じてカメラで現地の画像を確認することができる。
●茨城県境町
町の95%以上が浸水すると想定される利根川の氾濫に備え、逃げ遅れた住民の緊急避難場所として建設された日本初の水害避難タワー。想定最大浸水深7.15mにも耐える設計で、備蓄倉庫や予備電源タワーも併設。