国内

茨城23歳女性“手錠”監禁事件 容疑者のペットから見えてきた「懐事情」

手錠監禁が行なわれたとみられる三瓶容疑者の別荘(時事通信フォト)

手錠監禁が行なわれたとみられる三瓶容疑者の別荘(時事通信フォト)

 6月14日、警視庁捜査一課は、茨城県常陸太田市の別荘で23歳女性を監禁したとして、神奈川県南足柄市の会社員・三瓶博幸容疑者(33)を逮捕した。全国紙社会部記者が語る。

「女性は6月5日朝に『知人と会う』と自宅を出てから行方がわからなくなりました。心配した家族が8日、警視庁に捜索願を提出。すると、防犯カメラの映像などから捜査線上に三瓶容疑者が浮上。2人は5日午前にJR水戸駅で合流し、三瓶容疑者の車で茨城県常陸太田市の別荘に移動したことが判明しました。逮捕後の6月18日に別荘から約1.5キロ離れた福島県との県境にあたる林道脇の崖下で木に引っかかった女性の遺体が見つかり、警視庁が身元の特定を進めたところ、ご本人だと確認されました。2人はTwitter上で知り合ったと見られています」

 三瓶容疑者のスマートフォンからは手錠で拘束された被害者の写真が見つかっているが、三瓶容疑者は「手錠はお互いの合意のものであったので、不当な拘束ではない」と監禁の容疑を否認している。女性の遺体は腐敗が進んでいて死因は特定できていないが、6月21日になって舌骨が骨折していたことが判明。首に強い力がかかった際に折れる可能性があるという。親交のあった男性は被害者の訃報に悔しさを滲ませる。

「いつもロング丈のワンピースを着ていて、アニメキャラクターのようなかわいらしい声で仲間内では人気者でした。高校卒業後、医療系の専門学校に通っていましたが、“声優に興味がある”と将来の選択に悩んでいました。自分の意見を伝えるのが得意ではなかった印象で、“はい、はい”と周囲の和を乱さないように努めるタイプ。犯人は“合意があった”と言っているようですが、たとえそうだとしても、言いたくても言い出せなかったのではないか……」

 被害者は家族と都内にある高級マンションで暮らしていた。近隣住民によると「この1年ほどで引っ越してきたので深い交流はありませんでしたが、お父さんは大手企業の重役ということもあり、しっかりしていた印象でした」と口にする。

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト