▼スクロールで次の画像

甲状腺がん治療の第一人者、筒井英光医師

甲状腺がん治療の第一人者、筒井英光医師

気管支鏡を巧みに動かし、モニターを見ながら、気管内に浸潤したがんをマイクロ波で焼灼する筒井医師。甲状腺がんの気道浸潤を専門とする気管支鏡下腫瘍焼灼術を行なっているのは世界で唯一

気管支鏡を巧みに動かし、モニターを見ながら、気管内に浸潤したがんをマイクロ波で焼灼する筒井医師。甲状腺がんの気道浸潤を専門とする気管支鏡下腫瘍焼灼術を行なっているのは世界で唯一

甲状腺がん手術を執刀する筒井医師(右から2人目)。手術には必ず3人以上の専門医で臨む。緻密で正確無比な手技は芸術的と評される

甲状腺がん手術を執刀する筒井医師(右から2人目)。手術には必ず3人以上の専門医で臨む。緻密で正確無比な手技は芸術的と評される

他病院で10年前に甲状腺がん手術を受けた患者に血痰が出現し、気管内に浸潤するがんが見つかった。紹介を受けた筒井医師が気管支鏡下腫瘍焼灼術を実施。【上】治療前。【中】焼灼後1か月。がんが凝固・縮小している。出血のリスクが減ってから分子標的薬治療を開始。【下】焼灼後12か月、分子標的薬治療開始後10か月。がんは消え、治療部の気管粘膜は再生し滑らかになった

他病院で10年前に甲状腺がん手術を受けた患者に血痰が出現し、気管内に浸潤するがんが見つかった。紹介を受けた筒井医師が気管支鏡下腫瘍焼灼術を実施。【上】治療前。【中】焼灼後1か月。がんが凝固・縮小している。出血のリスクが減ってから分子標的薬治療を開始。【下】焼灼後12か月、分子標的薬治療開始後10か月。がんは消え、治療部の気管粘膜は再生し滑らかになった

甲状腺がんの位置や大きさにより、手術は全摘あるいは葉切除(片側だけ切除)となる

甲状腺がんの位置や大きさにより、手術は全摘あるいは葉切除(片側だけ切除)となる

手術開始から30数分で切除した甲状腺の左葉。周囲の直径1ミリほどの反回神経をはじめ、迷走神経、動脈、静脈などを慎重に避けながらの速く精微な執刀は圧巻

手術開始から30数分で切除した甲状腺の左葉。周囲の直径1ミリほどの反回神経をはじめ、迷走神経、動脈、静脈などを慎重に避けながらの速く精微な執刀は圧巻

手術野は径5センチと狭い。筒井医師が持つ白いハサミ状のものが最新のエナジーデバイス。出血させずに剥離・凝固・切開ができ、合併症を防ぐ効果が高い

手術野は径5センチと狭い。筒井医師が持つ白いハサミ状のものが最新のエナジーデバイス。出血させずに剥離・凝固・切開ができ、合併症を防ぐ効果が高い

筒井医師率いる甲状腺外科チームのカンファレンスでは、それぞれの症例の手術・治療の方向性について医師たちが意見を出し合う

筒井医師率いる甲状腺外科チームのカンファレンスでは、それぞれの症例の手術・治療の方向性について医師たちが意見を出し合う

切除した甲状腺左葉に付着した米粒大の正常副甲状腺。この副甲状腺を生着しやすいようにミンチ状にしてから、胸鎖乳突筋内に戻して自家移植する。副甲状腺は4腺あり、血液中のカルシウム濃度を調節する重要な役割を担う最小の内分泌臓器

切除した甲状腺左葉に付着した米粒大の正常副甲状腺。この副甲状腺を生着しやすいようにミンチ状にしてから、胸鎖乳突筋内に戻して自家移植する。副甲状腺は4腺あり、血液中のカルシウム濃度を調節する重要な役割を担う最小の内分泌臓器

執刀した甲状腺がん手術は2000例以上。「全力を出し尽くし、手術が終わった瞬間に『やりきった!』と思える手術を毎回目指しています」

執刀した甲状腺がん手術は2000例以上。「全力を出し尽くし、手術が終わった瞬間に『やりきった!』と思える手術を毎回目指しています」

関連記事

トピックス

硬式野球部監督の退任が発表された広陵高校・中井哲之氏
【広陵野球部・暴力問題で被害者父が告白】中井監督の退任後も「学校から連絡なし」…ほとぼり冷めたら復帰する可能性も 学校側は「警察の捜査に誠実に対応中」と回答
NEWSポストセブン
隆盛する女性用ファンタジーマッサージの配信番組が企画されていたという(左はイメージ、右は東京秘密基地HPより)
グローバル動画配信サービスが「女性用ファンタジーマッサージ店」と進めていた「男性セラピストのオーディション番組」、出演した20代女性が語った“撮影現場”「有名女性タレントがマッサージを受け、男性の施術を評価して…」
NEWSポストセブン
『1億2千万人アンケート タミ様のお告げ』(TBS系)では関東特集が放送される(番組公式HPより)
《「もう“関東”に行ったのか…」の声も》バラエティの「関東特集」は番組打ち切りの“危険なサイン”? 「延命措置に過ぎない」とも言われる企画が作られる理由
NEWSポストセブン
海外SNSで大流行している“ニッキー・チャレンジ”(Instagramより)
【ピンヒールで危険な姿勢に…】海外SNSで大流行“ニッキー・チャレンジ”、生後2週間の赤ちゃんを巻き込んだインフルエンサーの動画に非難殺到
NEWSポストセブン
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
NEWSポストセブン
Benjamin パクチー(Xより)
「鎌倉でぷりぷりたんす」観光名所で胸部を露出するアイドルのSNSが物議…運営は「ファッションの認識」と説明、鎌倉市は「周囲へのご配慮をお願いいたします」
NEWSポストセブン
逮捕された谷本容疑者と、事件直前の無断欠勤の証拠メッセージ(左・共同通信)
「(首絞め前科の)言いワケも『そんなことしてない』って…」“神戸市つきまとい刺殺”谷本将志容疑者の“ナゾの虚言グセ”《11年間勤めた会社の社長が証言》
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“タダで行為できます”の海外インフルエンサー女性(26)が男性と「複数で絡み合って」…テレビ番組で過激シーン放送で物議《英・公共放送が制作》
NEWSポストセブン
ロス近郊アルカディアの豪
【FBIも捜査】乳幼児10人以上がみんな丸刈りにされ、スクワットを強制…子供22人が発見された「ロサンゼルスの豪邸」の“異様な実態”、代理出産利用し人身売買の疑いも
NEWSポストセブン
谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン