旧統一教会の関連団体・企業一覧図
同じイベントに出席した豊田俊郎・参院議員も教団の「信念」を絶賛した。
「皆様は、平和と幸福は家庭からとの信念で真の家庭運動を世界的規模でされているとお伺いをいたしております。そして本日はこの運動を提唱し指導されておられる韓鶴子総裁をお迎えしてメッセージをお聴きになると伺っております。世界平和の実現を目指す皆様方の運動の大きな飛躍の機会となることができるようご祈念を申し上げ、お祝いの言葉に代えさせていただきます」
鈴木エイト氏が指摘する。
「一連の挨拶にちりばめられた『家族愛』『真の家族』『世界平和の実現』『家庭集会』などのキーワードが示すのは、教団との密な関係性です。彼らは形式的にではなく、教団の活動に踏み込んで称賛しているのです」
旧統一教会との定期的な接触を自ら明かしたのは神田憲次・衆院議員。2018年10月、愛知県名古屋市で開催されたイベントで壇上に立った神田氏は深くお辞儀をした後、こう語りかけた。
「私自らも皆様のお仲間と共に定例の家庭集会をさせていただき、そして日々、文鮮明先生のこれまでの話等々に感銘を受け学習をさせていただいておる一人でございます」
まさに信者同然の言葉ではないか。
対策担当大臣まで
自民党の自浄能力に期待する難しさを感じさせるのが、消費者担当大臣として「霊感商法検討会」を立ち上げた河野太郎・衆院議員の事例だ。2004年7月に東京全日空ホテル(現ANAインターコンチネンタルホテル東京)で行なわれた「平和統一聯合」の創設大会に祝辞を寄せていたと『FRIDAY』(9月23日号)が報じている。本誌もその時の音声を入手したが、その内容はこうだった。
「はるばる大韓民国よりお越しいただいたご来賓の方々に心より感謝申し上げます。この歴史的大会のご成功、そしてその運動のご発展を心から祈念申し上げます」