冬に持ち越すと面倒な掃除箇所
ベランダや窓の掃除は雨上がりの曇った日に
おすすめの1位はベランダの掃除、2位は窓まわりの掃除。ともに「冬の面倒な掃除箇所」の第1位だ。
この2か所は水を使った掃除が必要となるため、寒くならないうちに行っておきたい。
「ベランダは、雨上がりで汚れが緩んで落としやすい状態のときがおすすめです。すでに濡れている状態なので、濡れ雑巾で手すりや壁を拭いてから、水を使ってデッキブラシで床の汚れを落とし、その後、水で流せばいいでしょう。
ベランダの床や壁が乾いている場合は、いきなり水を使うのはNG。最初に乾いた雑巾で手すりと壁のほこりを落とし、ほうきとちりとりでほこりを取り除いてから、濡れ雑巾、デッキブラシを使うといいでしょう。
窓の掃除も、まずは乾いた雑巾で全体を拭いて、ほこりをとります。目立ってひどい汚れがない場合は、濡らした新聞紙で拭けば、外側も内側も充分にきれいになります」
汚れがひどい場合は、窓掃除用の洗剤、または食器用の中性洗剤を薄めたものを雑巾に塗布して拭き、最後に乾いた雑巾やマイクロファイバークロスで拭き上げるとよい。
日差しが強すぎず、体を動かしやすい気温の日―10月後半から11月の、寒すぎない曇りの日が窓掃除に最適だ。
冬仕様になる前に徹底的なチェック&掃除を
3位はエアコンの掃除。エアコンは夏の間にフル稼働し、カビやほこりが蓄積されている。使用していない期間もカビが増殖するため、放っておくと、次に稼働したときに部屋中にカビやほこりをばらまいてしまう。
「ほこりや汚れがたまった状態では、エアコン本来の機能を発揮できません。早めにフィルターのほこりを掃除機で吸い取り、フィルターの裏側からシャワーの水を浴びせ、掃除機で取り切れなかった汚れも落としましょう。しつこい汚れは、ブラシと中性洗剤を使って落としてください。本体の水拭きも忘れずに」
内部の掃除は故障の原因となるため、専門業者に頼むこと。年末は依頼が混み合うため、秋のうちに行っておくとよい。
4位は夏物の収納。衣替えや模様替えなどのタイミングに合わせ、クローゼットや押し入れ、棚や収納ボックスを空にして掃除しよう。
「普段は扉を閉めているクローゼットにもほこりはたまり、ダニやカビが発生します。衣替えと掃除を同時に行えば、洗濯やクリーニングをした季節ものをきれいにした場所にしまうことができます」