新井元町議が「黒岩町長から性被害を受けた」と主張する2015年1月8日については、新井元町議が町長室を訪れたのは事実だが、目的はこの時間湯、湯長制度への再考を訴えるものだったという。

「4月に町議選挙が控えていたんですが、(新井元町議は)『時間湯のメンバーが応援してくれないと当選できない』と頼みに来たんですよ。私は『嫌だ』と、はっきりと断りました。そこで逆恨みしたんでしょう。

 ほかにも新井は裁判でいろいろ主張してきました。同じ温泉街の湯布院に研修に行った際に、『私(新井元町議)が食べていたソフトクリームを黒岩町長が“食べる”と言ってきた』と言ったとか……長崎市内を視察で歩いたときに、『私が腰に手を回してきた』とも主張しましたが、そんな事実もない。覚えているのはグラバー園(観光地)で『町長、写真をお願いします』と言われて応じたところ、新井が後ろから腰に手を回してきたくらいです。周囲の人間も見ています」

 対する新井元町議はどう語るのか。自宅を訪ねたが応答はなかった。携帯電話も通じず、ショートメッセージに送った連絡にも返信はない。近隣住民からも新井元町議を見かけたという声は聞こえてこなかった。新井元町議を支援する町議からも返答はなく、この町議が代表を務める「新井祥子元草津町議を支援する会」のTwitterも昨年12月以降更新が止まっている。

 2021年12月13日、新井元町議が黒岩市長を強制わいせつ容疑で前橋地検に告訴した際の記者会見では「町ぐるみで嘘や偽証、隠蔽が続いている。来年(2022年)1月に強制わいせつ罪の公訴時効を迎える前に事実をはっきりさせたい」と説明していた。騒動は今後、どんな経過を辿るのか。

2020年8月の新井元町議

2020年8月の新井元町議

2021年6月の新井元町議

2021年6月の新井元町議

2022年1月の新井町議。必ず白いジャケットを着用

2022年1月の新井町議。必ず白いジャケットを着用

こちらは白ジャケットではない(支援の会のツイッターより)

こちらは白ジャケットではない(支援の会のツイッターより)

町役場で性行為が行なわれた疑惑が

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新井元町議の住むマンション。近隣住民も姿を見かけないという

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