デビュー間もない頃の麒麟(川島のインスタグラムより)
『ホームレス中学生』でブレークした当時、田村は入った仕事は全部コンビで受けていた。だが、現在、川島は自身がMCを務める『ラヴィット!』などに田村を出演させるようなことはしていない。それでも、前出の関係者は「コンビ仲は決して悪くはない」と話す。
「もちろん当時の田村さんが『ひとりでは出演しない』というのを条件にしていたのは相方を思ってのことでしたが、“田村のバーター”のような扱いになっていた頃、川島さん自身は複雑な感情を抱いていたようです。だからこそ、自分が売れても田村さんのことを“川島のバーター”扱いにしない。それはそれで相方を思ってのことですし、田村さんも川島さんに感謝しているようです」(前出・テレビ局関係者)
吉本では毎年11月からが芸人との契約更新の時期となっている。
「現在、吉本と田村さんで契約について話し合いをしていますが、吉本を退所してエージェント契約となる見通しだそうです」(同前)
相方が吉本所属というエージェント契約のお笑いコンビはほかにもいる。
「以前の極楽とんぼやロンドンブーツ1号2号、天竺鼠も同じスタイルです。エージェント契約で仕事を個人で受けるとなると、スケジュールなどを自分で組む大変さはありますが、そのぶん、稼ぎも自分で管理できる。身軽に動けるので、活動のやり方によっては悪くない選択だと思います」(お笑いライター)
結成から23年を経て、それぞれの道を歩みだした麒麟。田村が放つ逆転のお笑いブザービートに期待したい。