健康寿命を延ばすツボ81、期待される効果一覧
すい臓に働きかける下かん(7)や肝臓にいい中渚(16)、心機能を強化する大陵(13)も試す価値がある。健康維持には、消化吸収と呼吸機能をよくするツボを押したい。
「健康のためには消化と呼吸が大事と東洋医学は考えます。足(37)の三里は胃の経絡につながり、消化吸収を助けて体作りに効果的。そのうえで、食べたものを上手にエネルギーに変換するには、肺と関係する尺沢(42)を押して呼吸機能を強化しましょう」
エネルギーを効率よく燃焼させることで、丈夫な身体が保たれる。認知症予防のために刺激してみたいツボもある。
「脳清(72)は記憶力の向上につながります。左足がインプットで右足がアウトプットの効果を期待できます。武道などでエネルギーを集める重要な場所『丹田』の力を増す気海(70)と関元(71)を押すと、精神が安定します。やる気が湧くので、鬱にもいいと考えられます」
併せて目や鼻、耳といった五感を冴えさせる効果が期待されるツボも押してみよう。
ツボ押しは、「少し外れていても自分が気持ちいいと感じる場所を押すことが肝心」(瀬戸氏)だという。
まずは気軽に試してみるのがいいだろう。
※週刊ポスト2023年1月1・6日号