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フジ宮司愛海アナが初めて明かした「パンへの執着」「4年の苦悩」 逆転を生んだ現場取材魂

入社して3~4年目ぐらいは苦しんでいたと明かしたフジ宮司愛海アナ(写真/ロケットパンチ)

入社して3~4年目ぐらいは苦しんでいたと明かしたフジ宮司愛海アナ(写真/ロケットパンチ)

『ボクらの時代』(フジテレビ系、1月22日放送)での、同局の宮司愛海アナ(31)の告白が話題を呼んでいる。

「パンになれなかった……っていうのが、正直あって」
「キャラ付けという意味で、いろいろと仕事しやすくなるのかな、と思って。やっぱり意識していた。同期の男子も“誰がなるんだ?”みたいにはやし立ててきたし」

 フジでは高島彩アナ(43)の『アヤパン』や加藤綾子アナ(37)の『カトパン』など冠番組「パンシリーズ」に起用されることが人気アナへの登竜門とされてきたが、宮司アナもまたこの名前にとらわれていたと明かしたのだ。フジ関係者が語る。

「結果的に宮司アナの代はパンシリーズ自体がなく、2017年の『クジパン』(久慈暁子アナ)を最後に番組は放送されていませんが、彼女がパンの称号に執着していたというのは驚きましたね。どちらかという前に出て行くタイプではなく、勉強熱心でカメラの外で現場取材に熱を入れるアナでしたから」

 番組内で宮司アナは「自分のキャラ設定がわからなくて、入社して3~4年目ぐらいは勝手に苦しんでいた」とも告白。そんな彼女がいまや夕方の帯番組『Live News イット!』のMCを始め、局アナでは珍しい写真集を出版するなど、「盤石のエース」(前出・フジ関係者)と呼ばれるまでになった。なにが宮司アナを変えたのか。女子アナに詳しいライターの島本拓氏が語る。

「きっかけは2018年に夜のスポーツ帯番組『S-PARK』のMCに抜擢されたことでしょうね。それまでは器用貧乏というか、なまじ何でもできてしまうために強みが分かりづらかったのですが、スポーツキャスターの仕事と彼女の実直さがマッチした。球場に足繁く通ってノートを取る姿は、各紙の番記者たちも関心していたほどです。

 さらに東京五輪というビッグイベントを前に、様々な現場取材を重ねて、局内での地位を確固たるものにしました。その経験が現在の夕方のニュース番組に活きているように思います」

“みやパン”にならなかったからこそ手に入れた成功だった。

※週刊ポスト2023年2月10・17日号

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