芸能

香川照之、主役級だった歌舞伎の人気演目が配役変更に “海老蔵のタイコ持ち”になる未来か

主役級の役からも外れている理由とは

主役級の役からも外れている理由とは

 昨年8月の「ブラ剥ぎ性加害」報道により、すっかり表舞台から姿を消すこととなった香川照之(57)。昨年12月に「13代目市川団十郎白猿襲名披露 8代目市川新之助初舞台『十二月大歌舞伎』」で市川中車(香川の歌舞伎名)としてようやく「舞台復帰」を果たしたものの、その歌舞伎の舞台でもピンチに立たされているという。

 代々、澤瀉屋(香川が属する歌舞伎の屋号)の後援をしてきたという女性が話す。

「2月4日に幕を開けた博多座の二月花形歌舞伎『新・三国志 関羽篇』の出演者の中に、中車さんの名前がなかったのです。『新・三国志』は三代目猿之助(現・猿翁)が手がけた、スーパー歌舞伎の中でも人気の演目。

 初演の時には席が完売につぐ完売、立ち見の席すら売り切れたという人気作で、一門にとっては大切な作品です。昨年3月には当代猿之助が22年ぶりにリメイクして上演し、中車さんは主要人物である張飛を熱演したのですが、豪放磊落なキャラクターは彼にぴったりで猿之助さんが務める主役の関羽を“食った”という声も上がったほどのハマり役でした。

 当時、ドラマにCMにバラエティと出ずっぱりで、朝の情報番組のキャスターまで務めていた『香川照之パワー』もあってか、歌舞伎座の高額なチケットが飛ぶように売れ、同じキャストでの再演が心待ちにされていたのですが……」

 松竹に役者変更の理由について聞くと、次のように答えた。

「歌舞伎においては同一演目の同じ役を公演によって様々な俳優が務めることはこれまでもごく普通に行なわれており、配役の変更は特別なことではございません。

 各演目の配役は、上演に際しての様々な構想や制約などを総合的に検討して決定しており、その検討過程や経緯についての詳細はお答えすべきものではないと考えております」(広報室)

 また、今回の配役変更に香川の性加害報道の影響があったかどうかについては、「関係はございません」(同前)との回答だった。

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