ビジネス

《史上最悪の迷惑動画》スシローで今度は「回っている寿司にアルコールスプレー噴射」動画が出回る 運営元は「刑事・民事両面で厳正に対処」と回答

スプレーを噴射する若い男性

スプレーを噴射する若い男性

 回転寿司大手「スシロー」で撮影されたとみられる、新たな迷惑行為の動画が拡散され、問題となっている。SNSで広がっている動画では、若い男性がレーンを回っている寿司に、消毒用のアルコールスプレーを噴射している様子が映されていた。

 この動画についてSNSでは「回転寿司炎上界隈史上、最悪の迷惑テロ動画見つかる」というフレーズがつけられていた。スシローでは少年が湯呑みを舐めて戻す、いわゆる“ペロペロ動画”があったほか、はま寿司では他人の寿司に勝手にワサビを乗せる動画が話題となってきた。今回はアルコールスプレーを噴射しているだけに、アルコールアレルギーの人にとっては健康被害につながるという意味で、“史上最悪の迷惑動画”と指摘されているのだ。

 動画は約13秒。若い男性が、最初はレーンの上に回っている商品案内板が載っている皿にスプレーを吹きかけていたが、2皿目と3皿目は、実際に寿司が載っている皿にスプレーを噴射していた。寿司を真上から直撃しないよう、横から皿の部分だけにスプレーしているようにも見える。だが、自分で皿を取る様子はなく、他の人が気付かずに皿を取る可能性は高い。

 その動画内に映り込んでいる季節限定メニューなどから、撮影は昨年秋にされたものと指摘されており、最近起きた一連の迷惑動画よりは前に行われたものとみられる。

 すでにネット上では動画に映っている若い男性について、九州地方の中学生ではないかという“特定”が進んでいる。こうした個人情報の特定・拡散や、行為者や学校への攻撃的な言動はいわゆる“ネット私刑”として問題となっており、許されるものではないだろう。

 一方で、外食産業を利用する消費者にとっては、こうした迷惑行為の動画が次々とアップされる状況に困惑させられるのも事実だ。

 今回の動画について、行為が行われたとSNS上で指摘されている店舗は取材に対して「対象の店舗がどこか含めて調査中です。それ以上のことは本部に聞いてください」と回答。そこで、NEWSポストセブンが運営元である株式会社FOOD&LIFE COMPANIESに取材すると、動画の存在については把握しており、「現在、調査中です。内容の確認ができましたら、刑事・民事両面で厳正に対処して参ります。なお、防止策についてはすでにHPに掲載している通りです」との回答だった。

 同社のHPでは防止策について、〈スシロー全店を対象に、テーブルに備え付けの食器や調味料にご不安をお感じになられた場合、お申し出頂ければ、別途保管しております消毒済みのものに交換させていただきます。なお、対象店舗とその近隣店舗におきましては、お客さまにはお手数をお掛けしますが、食器類、調味料等の置き場を店内に設置し、ご自身でテーブルまでお持ちいただく対応と共に、テーブル席と提供レーンの間に一部アクリル板の設置を早急に実施いたします。また、アクリル板の設置につきましては、今後全国の郊外型店舗に対して設置を順次進めてまいります〉としている。

※取材に進捗があり12時55分ごろ、記事内容を加筆修正しました。

情報提供募集

「NEWSポストセブン」では、情報・タレコミを募集しています。下記の「公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せください。

DMはこちらからお送りください!

関連記事

トピックス

「夢みる光源氏」展を鑑賞される愛子さま
【9割賛成の調査結果も】女性天皇についての議論は膠着状態 結婚に関して身動きが取れない愛子さまが卒論に選んだ「生涯未婚の内親王」
女性セブン
勝負強さは健在のDeNA筒香嘉智(時事通信フォト)
DeNA筒香嘉智、日本復帰で即大活躍のウラにチームメイトの“粋な計らい” 主砲・牧秀悟が音頭を取った「チャラい歓迎」
週刊ポスト
『虎に翼』の公式Xより
ドラマ通が選ぶ「最高の弁護士ドラマ」ランキング 圧倒的1位は『リーガル・ハイ』、キャラクターの濃さも話の密度も圧倒的
女性セブン
羽生結弦のライバルであるチェンが衝撃論文
《羽生結弦の永遠のライバル》ネイサン・チェンが衝撃の卒業論文 題材は羽生と同じくフィギュアスケートでも視点は正反対
女性セブン
“くわまん”こと桑野信義さん
《大腸がん闘病の桑野信義》「なんでケツの穴を他人に診せなきゃいけないんだ!」戻れぬ3年前の後悔「もっと生きたい」
NEWSポストセブン
中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン
中森明菜
中森明菜、6年半の沈黙を破るファンイベントは「1公演7万8430円」 会場として有力視されるジャズクラブは近藤真彦と因縁
女性セブン
食品偽装が告発された周富輝氏
『料理の鉄人』で名を馳せた中華料理店で10年以上にわたる食品偽装が発覚「蟹の玉子」には鶏卵を使い「うづらの挽肉」は豚肉を代用……元従業員が告発した調理場の実態
NEWSポストセブン
撮影前には清掃員に“弟子入り”。終了後には太鼓判を押されたという(時事通信フォト)
《役所広司主演『PERFECT DAYS』でも注目》渋谷区が開催する「公衆トイレツアー」が人気、“おもてなし文化の象徴”と見立て企画が始まる
女性セブン
17歳差婚を発表した高橋(左、共同通信)と飯豊(右、本人instagramより)
《17歳差婚の決め手》高橋一生「浪費癖ある母親」「複雑な家庭環境」乗り越え惹かれた飯豊まりえの「自分軸の生き方」
NEWSポストセブン
店を出て染谷と話し込む山崎
【映画『陰陽師0』打ち上げ】山崎賢人、染谷将太、奈緒らが西麻布の韓国料理店に集結 染谷の妻・菊地凛子も同席
女性セブン
昨年9月にはマスクを外した素顔を公開
【恩讐を越えて…】KEIKO、裏切りを重ねた元夫・小室哲哉にラジオで突然の“ラブコール” globe再始動に膨らむ期待
女性セブン