スポーツ

《強制わいせつ致傷疑惑》西武・山川穂高の一軍登録抹消で選手は奮起? 若手育成の好機となるか

不在が長引けば大きな戦力ダウンとなりそうだが…(時事通信フォト)

不在が長引けいた際には若手育成が進むか(時事通信フォト)

 西武の山川穂高(31)が「文春オンライン」に強制わいせつ致傷の疑いで警察から取り調べを受けていることを報じられ、その後、一軍の出場選手登録を抹消された。理由について球団側は「総合的に判断してコンディション的に抹消」と説明しているが、報道が発端であることは明らかだ。西武OBで評論家の山崎裕之氏もこう語る。

「警察が入っているため、球団としても捜査結果がどうなるかで今後の対応を判断するのではないでしょうか。ただ、不起訴や示談になっても事案が事案だけにすぐに復帰というわけにはいかないはず。西武はコンプライアンスに厳しい企業ですからね」

 昨シーズン、本塁打と打点の二冠王を獲得した山川の不在が長引けば大きな戦力ダウンとなりそうだが、意外にも打線の歯車が狂っているわけではないという。西武担当記者が語る。

「現在、山川の代わりに4番を任されている中村剛也(39)が奮闘を見せています。本塁打数はリーグトップの8本(5月17日時点、以下同)で、打率も.324でリーグ2位。西武の首脳陣は『4番に座らせて大正解だ』と喜んでいる。5番ファーストで定着したデビッド・マキノン(28)も、チーム1位の20打点を挙げていて調子が良い。西武は12球団で最もFA流出が多い球団ですし、選手たちも主力が抜けた時の奮起の仕方は心得ているのでしょう(苦笑)」

山川の“後継者”は誰になるか

 さらに、山川の“後継者”になると目される打者の候補も多いという。

「筆頭は、2020年ドラフト1位の渡部健人(24)です。体重100kgを超える巨漢であることから中村、山川と並んで『おかわり3兄弟』と言われる長距離バッターで、すでに今シーズンはファームで5本の本塁打を放っています。程なく一軍に昇格するでしょう。そのほかには、2022年ドラフト1位の蛭間拓哉(22)やパンチ力のあるブランドン(24)も後継候補です。西武は育成能力の高い球団ですし、うまくチームを作り直すのでないか」(前出・西武担当記者)

関連記事

トピックス

前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
昨年ドラフト1位で広島に入団した常広羽也斗(時事通信)
《痛恨の青学卒業失敗》広島ドラ1・常広羽也斗「あと1単位で留年」今後シーズンは“野球専念”も単位修得は「秋以降に」
NEWSポストセブン
中日に移籍後、金髪にした中田翔(時事通信フォト)
中田翔、中日移籍で取り戻しつつある輝き 「常に紳士たれ」の巨人とは“水と油”だったか、立浪監督胴上げの条件は?
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
新たなスタートを切る大谷翔平(時事通信)
大谷翔平、好調キープで「水原事件」はすでに過去のものに? トラブルまでも“大谷のすごさ”を際立たせるための材料となりつつある現実
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン