名医が選ぶ「日本最高の名医」【その1】
同じ大腸がんの名医で「実の兄」を推薦したのが豊島治医師(とよしま内視鏡クリニック)だ。
「日本赤十字社医療センターの豊島明医師は兄ですが、同院に25年ほど勤め、そこに根を張って患者に寄り添う医療を続ける姿は尊敬に値します」
前立腺がんの名医を挙げたのは、東京国際クリニックの高橋通院長。
「NTT東日本関東病院の志賀淑之医師ですね。術後の負担を減らす臓器温存手術を大事にしていて、泌尿器科部長とロボット手術センター長を兼任しています」
泰江慎太郎医師(銀座泰江内科クリニック)はがん治療の最先端の研究に取り組む医師を選んだ。
「私がかかりたいのはがん研有明病院の北野滋久医師。先端医療開発科部長・がん免疫治療開発部長という役職。その名の通り、新しい治療法(新規薬剤)を部位の垣根なく開発しながら診療にもあたっている。最適な治療法を選択できる方だと信頼しています」
※週刊ポスト2023年6月9・16日号