羽田空港に到着した直後のことだった(写真はイメージ/時事通信フォト)
周りが騒然とする中、“異変”に気づいた中島が、真っ先に女性に駆け寄った。
「中島さんはその場に膝をついて、女性の様子を確かめるように“大丈夫ですか?”と声をかけ、マネジャーさんは空港職員を呼びにすぐさま走り出しました。
菊池さんも突然のことに呆然としながらも『AEDはありますか!』と一心不乱に対応していました。佐藤さん、松島さんも懸命にサポートしていましたね。
空港職員が到着すると、中島さんは『早く冷やしてあげてください』と冷静に伝えていました」(前出・居合わせた客)
やがて女性は徐々に正気を取り戻し、職員に介抱されながら、その場を後にしたという。
「メンバー全員が膝をつきながら、女性と同じ目線で、一生懸命に声をかけ続ける姿には感動しました。本当にドラマを見ているような……いえ、実際にはドラマをはるかに超える緊迫感でした」(前出・居合わせた客)
個々の仕事が目立つようになっても、心は常にグループに──彼らの結束力があればこその救出劇だった。
※女性セブン2023年7月13日号